スポニチ

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 鹿島のMF樋口雄太(28)が、残り4試合でゴールの上積みを狙う。

 シーズン終盤に入り3戦3発と絶好調。先月5日の新潟戦で今季1号を含む2得点を決めると、1日の川崎F戦でも豪快なシュートでネットを揺らした。「やっぱり数字がついてくると自信につながるし、それがプレーにも表れている。凄くいい流れ」。開幕前に自らに課した昨季超え(3得点)は目前。「今年28(歳)になりましたけど、まだまだギラギラしていきたいという思いもある。貪欲にゴールに向かっていきたい」。クールな口調ながらも、熱い一面をのぞかせた。

 好調の要因の一つが、右サイドで縦のコンビを組むDF三竿健斗(28)の存在だ。「健斗とはお互いの長所を生かすような、凄くいい関係性でやれている。健斗は基本的に守備的な部分で、僕が攻撃的なところ。そこがうまくかみ合っている」。サイドバックに対する信頼と安心感があるからこそ、ゴールに近い位置でプレーできているという。

 名古屋戦(9日、カシマ)に向けて調整した6日は、居残りでFKを蹴り込んだ。チーム屈指のキック精度を誇る背番号14は「チャンスがあれば決めたい。そのための準備をしている」と昨年6月の湘南戦以来となる直接FK弾にも意欲。「チームが勝てればなんでもいいですけど、できるだけ多くのゴール決めたいし、チームを助けたい」と闘志を高めた。