ベテラン保育士が解説、子どもの自制心を育てる「ルールがある遊び」とは?【ママリ】
お菓子を買いたくてお店でゴロン!もっと遊びたくて公園でゴロン!あちこちで寝そべって嫌がるイヤイヤ期。「もっと我慢を覚えさせなくちゃ」「わがままに育てすぎたかな?」と、悩む人も多いのではないでしょうか?乳幼児期に我慢を学ぶのはとても難しいことです。この記事では、保育士歴10年の筆者が、我慢を学ぶ方法を解説します。まずは簡単なルールの設定から…ぜひ参考にしてみてくださいね。
我慢させることよりも「自制心を育てる」と考えるのがポイントです。では、自制心はどのように育てるのでしょうか?
「我慢させる」より「自制心を育てる」を意識して
まず知っておきたいのは、子どもは自分の気持ちに素直に行動すること。「欲しい」「やりたい」という気持ちを、簡単に我慢できません。そのため、ただ「我慢しなさい」「それはダメ」と言うだけでは、気持ちのコントロールができません。
ルールのある遊びで決まりを守れるようになる
子どもの自制心を育てるためには、ルールのある遊びがおすすめです。日々の生活のなかで小さなルールを守る経験を積み重ねていきます。ルールを守るうちに、大人と決めた約束を守る習慣をつけられます。
まずは、遊びにルールを取り入れることで、楽しみながら自制心を身につけられます。おすすめの遊びは以下のとおりです。
・今からママのダンスをまねしてみてね
・「いいよ」って言うまで、おしゃべりしないでいられるかな?
・しりとりは手を3回たたいてから始めよう
・青色のブロックだけを使ってお城を作ろう
・カルタの札を取る前は、手を頭に置こう
楽しい遊びの中であれば、どんなルールでもOK!子どもが簡単に守れるルールを設けて、決まりを守ってどんどん遊ぶ経験を積んでいきましょう。
自制心が育つと、自然に我慢ができるようになる
ルールを守るうちに自制心が育ち、我慢へつながります。普段からルールを意識していれば、お店でお菓子を欲しがっても「買い物の最後にお菓子コーナーに行こうね」など、小さなルールを守れるようになるでしょう。
まずは、楽しめる遊びの中で、ルールを守る経験を増やしていくことをおすすめします。
記事作成: ママリ編集部
(配信元: ママリ)