2009年7月、当時J1の大分でポポビッチ監督(右から2人目)の就任会見に強化担当として出席した吉岡宗重氏(一番左)

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 J2大分トリニータは4日、強化責任者にあたる来季のスポーツダイレクターに吉岡宗重氏が就任すると発表した。2006年から11年1月まで大分の強化部に所属しており、約14年ぶりの復帰。23年間選手や強化担当としてチームを支え、今季限りで退任する西山哲平ゼネラルマネジャーの後を継ぐ形になる。

 吉岡氏は11年2月に大分からJ1鹿島の強化担当へと移り、22年1月から強化責任者にあたるフットボールダイレクターを務めた。今年10月、吉岡氏が招いたランコ・ポポビッチの解任とともに退任した。

 かつてJ1に在籍していた大分だが、今季は1試合を残してJ2で15位と低迷している。吉岡氏はクラブを通じて以下のようにコメントした。

 「大分トリニータの強化に再び携わることができることは大変光栄であり、強い責任を感じています。

 これまでのトリニータの良さである組織的でアグレッシブにハードワークすることをベースに、ファン・サポーター、スポンサー、地域の皆さまと三位一体となり再びJ1リーグに挑めるように育成型のチームづくりを進めます。

 そのために、来季は安定してJ2リーグを戦えるチームを目指し、最終的にトリニータファミリーと一緒に喜べるシーズンにしたいと思います。

 クラブ理念である大分の活力に貢献するためには、全員が足並みをそろえて目の前の試合に全力を尽くす事が必要です。情熱とパワーを持って取り組みますので、選手とともに一緒に戦ってください」