中国海南省の宅配業務、2億件超す 前年より1カ月半早い達成
海南省で宅配企業が運営する仕分けセンター。(海口=新華社配信)
【新華社海口11月4日】中国海南省郵政管理局は、同省の今年の宅配便業務量が10月27日に2億件を超えたと明らかにした。2023年より約1カ月半早い達成となった。
宅配企業が使用するドローンなどのスマート設備。(海口=新華社配信)
海南省では現在、中国郵政集団や順豊控股(SFホールディング)、円通速逓(YTOエクスプレス)、菜鳥集団、京東集団(JDドットコム)、中通快逓(ZTOエクスプレス)など大手郵政・宅配企業が海南自由貿易港に拠点を置き、「デジタル郵政」の総合的な試験事業を持続的に推進。スマート仕分けやスマート安全検査、スマートカメラモニタリング、無人車、ドローンなどに代表される科学技術を応用し、業界の「新たな質の生産力」(科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力)の迅速な発展を後押ししている。同省郵政業界の1日当たり宅配便取扱件数は20年の約225万件から今年の約350万件に増加した。
宅配企業が使用するドローンなどのスマート設備。(海口=新華社配信)
海外向け宅配でも同省は海口とメルボルン、オークランド、シドニーなどを結ぶ航空航路を相次ぎ開設し、国際宅配サービスを充実させている。統計によると、今年7〜9月に海口美蘭国際空港から越境電子商取引(EC)通関方式(9610方式)で輸出された商品の輸出リストは490万件を超えた。(記者/陳子薇)
海南省で宅配企業が運営する仕分けセンター。(海口=新華社配信)