デビュー2戦目に向け、計量をパスした田中空(カメラ・戸田幸治)

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◆プロボクシング 契約体重148ポンド(67・1キロ)以下8回戦 田中空―チャン・サーラー(17日、東京・後楽園ホール)

 アマチュア5冠の田中空(大橋)が16日、都内でスーパーウエルター級相当の契約体重148ポンド(67・1キロ)以下8回戦(17日、東京・後楽園ホール)の前日計量を行った。デビュー2戦目に向け、66・6キロでパス。対戦するチャン・サーラー(タイ)も66・7キロでパスした。「契約はウエルター級(66・6キロ以下)より500グラム多かったんですけど、(本来の)ウエルター級と同じ体重でできるのでいい感じ」と調整に自信を口にした。

 田中は6月のデビュー戦で1回に右フックをヒットさせてダウンを奪うと、立ち上がったキム・ドンヨン(韓国)に今度は左フックをたたき込み、レフェリーが試合を止めた。開始わずか68秒でのTKO勝ち。「こんなに早く終わると思っていなかった」と本人も驚く衝撃のデビュー戦だった。

 2戦目もKO勝利が期待される。相手のチャンは東洋太平洋ウエルター級11位、WBOアジアパシフィック同級12位という強豪。「相手がランカーなんでこのチャンスは絶対取りたい。今回も打ち合いになると思うので、チャンスがあればしっかり倒しにいきたい」と意気込んだ。

 戦績は23歳の田中が1勝(1KO)、32歳のチャンが11勝(7KO)3敗。