有吉弘行(C)日刊ゲンダイ

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 11日に司会者が発表された大晦日の「第75回NHK紅白歌合戦」。

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 今回抜擢されたのは、NHK連続テレビ小説「おむすび」のヒロインで、3回連続となる橋本環奈(25)、前回の朝ドラ「虎に翼」のヒロインで初司会の伊藤沙莉(30)とNHKの鈴木奈穂子アナウンサー(42)、そして、2回連続となる有吉弘行(50)の4人。

 昨年の紅白は、旧ジャニーズ事務所(STARTO ENTERTAINMENT)創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題で、同事務所所属グループの出場はゼロに。この影響もあってか、紅白は平均視聴率が過去最低の31.9%を記録したが、もう一つ不評だったのが有吉の初抜擢だった。今回、2回目の司会が発表されると、《え〜有吉嫌いだから見たくない》《有吉なんぞに司会をさせるなんて愚行》といった声が目立つなど、現在、MCを務めるレギュラー番組を12本抱える超人気者にシビアなのだ。
 
「昨年の紅白ではそつのない司会ぶりで、藤井フミヤとヒット曲『白い雲のように』を披露するなど、NHKが『日本を代表する司会者のお一人』と持ち上げるだけのことはありました。視聴率低迷の責任は有吉にありませんが、“アーティストに興味もリスペクトもない”“自分が撮られるのは過剰に嫌がるクセに、人に対して意地悪なところが嫌い”といった声が出ています。さらに、フワちゃんのことをかわいがっていたのに、やす子への『死んでください』発言が問題になると、フワちゃんを庇うわけでもなく叱るわけでもなく、番組でさりげなく名前を出してイジる程度の“我関せず”の態度に終始している」(芸能ライター)

 テレビ出演の多さから“かなり食傷気味”という声も出ている有吉については、視聴者だけでなく、メディア関係者からもネガティブな声あがっている。有吉は2021年4月1日に元フリーアナの夏目三久さんと電撃入籍し、今年の3月には第一子が誕生。夏目さんとの夫婦関係は順風満帆だというが、結婚に行きつくまでで、芸能界やマスコミを巻き込んだ大騒動があった。

■物議を醸した夏目三久との熱愛騒動
 
「2016年に日刊スポーツが1面で"夏目(三久)アナと有吉熱愛!すでに妊娠"とスクープ記事を報じました。夏目は当時、TBS系の朝の情報番組『あさチャン!』のキャスターで、芸能界のドンと言われる所属事務所の当時の社長がこの記事に激怒したのです」(週刊誌記者)

 熱愛、妊娠のスクープ記事に、他のメディアが後追いに動くと、有吉サイドは当初「昨年まで交際していたが、現在は別れている」と、結婚、妊娠こそ否定したが交際の事実は認めた。しかし、その後、「記事は事実無根」と全否定に転じたのだった。

「夏目アナをかわいがっていた所属事務所社長の逆鱗に触れたことで、ワイドショーはこの一件をスルー。日刊スポーツも渋々記事を誤報と認め、謝罪しました。その5年後に、2人は入籍しましたが、普段は歯に衣着せぬ有吉もこの一件についてネタにするでもなく、最後まで自らの口から語らなかった。さらに、自身の家族が写真週刊誌に撮られると猛抗議。過去には週刊誌が故郷に押しかけたことに嫌悪感を露わにしていますが、その一方で、結婚といい、フワちゃんの件といい、自身の身に降りかかった案件をスルーする傾向が見られる」(前出・芸能ライター)

 有吉に対してアレルギーが聞かれる中、超人気司会者は低迷が続く国民的番組の救世主となるのか。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

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