日本相手に敵地で勝点1を獲得したオーストラリア代表。(C)SOCCER DIGEST

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 日本代表は10月15日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第4節でオーストラリア代表と埼玉スタジアム2002で対戦。1−1でドローに終わった。

 立ち上がりから主導権を握った森保ジャパンだったが、56分に谷口彰悟のオウンゴールで失点。それでも76分に相手のオウンゴールで追いつき、痛み分けで決着した。

 オーストラリアメディア『The Advertiser』は、「オーストラリア代表は、チームのバスが交通事故で渋滞に巻き込まれたため、キックオフの40分前に会場に到着し、慌ただしい準備を経たものの、予想を覆して58分に衝撃的なリードを奪った」と振り返り、こう続けた。
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「先制点のオウンゴールは、日本にとって最悪の悪夢に。これは日本の最終予選での初めての失点となった。しかし、日本は18分後に反撃。バージェスが交代出場の中村敬斗のクロスを自らのゴールに流し込んだ。

 日本は前半を完全に支配したが、オーストラリア代表は人数をかけて守備し、ホームチームのスペースを制限。オーストラリアの前半のボール支配率はわずか29パーセントで、日本は312回のパスを通したのに対し、オーストラリアは134回だった。サムライブルーはシュート数も6対1、コーナーキックも5対0だったが、ゴールを決めることはできなかった」

 日本に圧倒的にボールを握られながらも、敵地で勝点1を獲得。同メディアは「日本が得点に最も近づいたのは、攻撃の武器である久保建英が近距離から斜めにシュートし、サイドネットを叩いた6分だけだった。オーストラリア代表は埼玉での果敢なパフォーマンスにより、ワールドカップ予選で重要な1ポイントを守った」と母国代表を称えた。

 勝利こそできなかったものの、オーストラリアにとっては十分に満足出来る結果となったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部