【メッツ・千賀に聞く】大谷と対決へ 日本の盛り上がり?「日本に帰っていないから分からないです(笑)」
メッツの千賀滉大投手(31)が12日(日本時間13日)、13日(同14日)から始まるナ・リーグ優勝決定シリーズの前日会見に臨んだ。カルロス・メンドーサ監督はこの日の会見で、千賀の第1戦先発を発表。3回をめどに登板させる意向を見せていた。
千賀は今季、右肩痛で出遅れるなど7月26日ブレーブス戦の1試合の登板にとどまりレギュラーシーズンは1勝、防御率3・38だった。その後、左ふくらはぎの負傷や右上腕の張りもあり、ワイルドカードシリーズは出場選手登録外だったものの調整を続け、フィリーズとの地区シリーズ開幕戦で電撃復帰。シュワバーに先頭打者アーチを浴びたものの2回1安打1失点だった。
地区シリーズではドジャースがパドレスを下し、メッツとのリーグ優勝決定シリーズ進出が決定。ドジャースとパドレスの同シリーズでは大谷VSダルビッシュやダルビッシュと山本の投げ合いが実現したが、リーグ優勝決定シリーズでも千賀と大谷の日本人対決が実現する可能性が濃厚だ。
以下、千賀と一問一答。
―明日は何球くらい
「終わりと言われたら終わりと思ってる。それまでは自分でそういうのを決めずに、行けるところまで思いっきりいきたいなと思っています」
―ドジャース打線と対戦する難しさは
「ドジャースに限らず、強いチーム、いいバッターに関しては、ミスしたら打たれるのが基本だと思っているので、バッターというよりは僕のできることを一生懸命やりたいなと思います」
―前回登板は2イニング。その登板が終わった時点でまだいけるという感覚はあったのか
「次のバッターとかも考えて代えられたとは思うんですけど、基本的には自分の中のスイッチがありますので、それがいけるという気持ちがあればいけますし、終わりと思えば終わりっていうそこの差はすごいあるかなと思います」
―ドジャース打線に関して一番困難な部分は
「どんなバッターも甘い球を長打が打てるバッターだと思いますし、それはこのリーグだったら基本的にそうだと思っているので、誰とかではなく、一人一人全力でいけたらなと思います」
―中5、6日での登板が多いが、第5戦に中4日でいけると思うか
「もうここまで来たら間とかは全く関係ないと思っていますし、基本的には100球も投げるというのはないと思うので、そこはもう気持ちだけかなと思います」
―日本人選手が多い中で、日本ではこの対戦がどう受け取られているのか
「どうなんですかね。日本に帰っていないから分からないです(笑)」
―大谷選手へのアプローチは
「ここでしゃべる人は、どのピッチャーもいないと思います」
―難しい1年の後で、大事な場面で貢献できるうれしさは
「うれしさよりも緊張感の方が僕の中にありますし、やっぱり1年間回ったピッチャーとは違うとずっと自分自身、心に思っているので、そこを任される意味は大きいと、普段のシーズンを回っている時よりは大きいと思っているので、そこをしっかり思いながらマウンドに立ちたいと思います」
―昨日の試合を見て
「ダルさんがすごいいいピッチングしたなという感想と、やっぱり甘い球はどのバッターも強く振って来ますし、1から9までしっかり気を抜けないなというのは改めて思いました」
―第1戦で投げることの意味
「先ほども言いましたけど、1年間回っているピッチャーとはまた違うので、そこに対して、自分でプレッシャーをかけながら、いい緊張感でマウンドに上がれたらなと思っています」