ロマンス詐欺を防いだ男性

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増えているSNSでのロマンス詐欺だと気づき、被害を防いだ銀行員に8日、警察から感謝状が贈られました。

熊本中央警察署で感謝状が贈られたのは当時、肥後銀行京町支店長だった橋本貴司さんです。橋本さんは今年9月9日の夕方6時頃、窓口が閉鎖していた銀行内の見回りをしている時、ATMからのインターホンが鳴り、40代の男性に対応しました。

■感謝状を贈られた橋本貴司さん
「男性は信じ込んで、相手を疑わずにお金を容易に振り込むような感じで洗脳されているような感じでした」

振り込んだばかりの100万円を変更したいという男性。よく聞くと、男性が振り込んだ相手は、出会い系マッチングアプリで知り合った女性でした。ロマンス詐欺を疑った橋本さんはすぐに警察を呼びました。そして男性を説得して、送金を行わず、被害を未然に防ぎました。

橋本さんが未然に防いだのは、マッチングアプリ等で知り合った異性に恋愛感情などを抱かせ、投資サイトを紹介したりお金などを送付したりする名目でお金をだまし取るSNS型ロマンス詐欺の被害でした。

■感謝状を贈られた橋本貴司さん
「普段から、いろんな被害にあわれた方が振り込んだけどどうしようという相談を受けている事例があったのが頭にありました」

熊本中央警察署の上木大輔生活安全課長は、「最近は詐欺被害も高額になっている。もうけけ話には気をつけて、詐欺ではないかと感じたら警察や家族に相談してほしい」と話しています。