これがメタバース霊園!

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仮想空間に霊園を作り、ゲームのようにお墓参りができる「メタバース霊園」がリリースされ、話題になっている。

【写真】マリオ、どうぶつの森のような空間が広がる 思い出の写真を飾ることも!

継ぐ人がいない、管理料が払えない、などで無縁化するお墓が増加。子や孫で受け継いでいくのが従来のお墓のシステムだが、少子化により継承者が不足。さらに高額な墓地購入費用や、散骨や樹木葬など、供養の多様化も相まって、お墓離れが進行している。

そこで登場したのが、スマホやパソコンからアクセスできる、メタバース霊園。ゲームのような世界でアバターを使い、いつでもどこでも墓参りが可能。弔問客同士での会話もできるとのこと。一体どんなサービスなのか。リリースしたアルファクラブ武蔵野株式会社に話を聞いた。

――メタバース霊園の特徴は?

担当者:お手持ちのデバイスから、いつ・どこからでも故人様の供養が行えるところです。

――現在の利用者数は?

担当者:サービス開始後1週間で登録件数は200件ほどです。

担当者:「高齢者が自宅から墓参りできることが有り難い」「海洋散骨した息子のお墓ができてうれしい」といったお声が寄せられており、現在はこちらが想定した使用用途に合わせてご利用いただいている印象を受けます。

――制作でのこだわりは。

担当者:終活のお話をご自身だけで思いつめるのではなく、ご家族と一緒に気軽に取り組んでいただけるよう、ポップなデザインを採用しました。また、ご招待された友人知人がすぐに利用できるよう、ブラウザでのシステム起動となっております。

――気を遣ったところ、難しかったところは。

担当者:倫理観の部分が一番難しい課題です。安心してご利用頂くため、今後も慎重に開発を進める必要があると考えています。

――現在のお墓の代わりになるのでしょうか?

担当者:リアルでの葬儀・納骨を終えた後、お別れ会や故人様の思い出を納めておく記念館としてご使用いただくことを想定しております。墓じまいをされた後にご利用される場合は、供養塔(墓石)の代用として使用いただくのは良いと思います。お経をあげるサービスなども今後組込予定です。

――将来的にどんな場所になる予定?

担当者:将来的にはNFT化されたメタバース上のお墓や土地の販売、また故人様をAIで再現し、会話ができるサービスも開発を進めております。

◇ ◇

SNSでは「スーパーマリオ64みたい」「自分のお墓はこれにしてほしい」「墓地問題これで全て解決では?」などの声が寄せられた。メタバース霊園はペットのお墓としても利用可能とのこと。墓問題を解決する大きな一手となるのか。今後に期待したい。

(よろず~ニュース特約・ゆきほ)