荒れるド軍ファンを平然と挑発「ショーを披露したのさ」 うそぶくタティスJr.が圧巻2HRの躍動
スタンドから次々に物が…タティスJr.がとった行動とは
米大リーグのパドレスは6日(日本時間7日)、敵地ロサンゼルスでドジャースとの地区シリーズ第2戦を戦い10-2で勝利。1勝1敗のタイとした。この試合の7回、ドジャースファンが大勢を占めたスタンドからパドレス外野陣に向かって物が投げ込まれ、警備員が出動する事態に発展。右翼を守っていたフェルナンド・タティスJr.は、逆にスタンドを散々煽ったあげく、何が起きていたのかという問いに「ショーを披露してあげたのさ」とうそぶいている。
パドレスが4-1とリードした7回、ドジャースの攻撃前に事件は起こった。左翼手のプロファーの近くにファンがボールを投げ込んだのだ。初回、ベッツが左翼へ打ち上げた大飛球をプロファーがスタンドにグラブを差し入れて捕球しアウトを奪うという伏線もあった。その後、右翼のタティスJr.にも物が投げ込まれたようだ。
ただタティスJr.は、物を投げ込まれておとなしくしているような選手ではなかった。“ウソ泣き”をしてファンを煽ったかと思えば、ベンチに戻ってからもスタンドを指さしてベロを出し挑発。9回にはこの日2本目となる本塁打を叩き込み、プレーでも敵地を黙らせた。
試合後は米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のインタビューを受け、7回に何が起きていたのかという問いに「ショーだよ、映画のショーだよ」とうそぶいた。続けて「あそこでショーを披露してあげたのさ。でもこれはプレーオフ。このような環境を目指してきたんだ。常に楽しんでいるよ」と、一触即発の場面を振り返った。
身の危険は感じなかったといい「ここにはとても良いセキュリティーがある。自分たちがやるべきことをやるだけだ。彼らには感謝しているが、セキュリティーは正しく対処し、我々は正しい方向に試合を続けるだけだったよ」と、事件なく終わらせた場内警備に感謝し、動じることなくリードを着々と広げたナインを誇っていた。
(THE ANSWER編集部)