午後のドル円は146円半ばまで伸び悩み、ポンドは急落=東京為替概況

 東京終盤のドル円は146円半ばまで伸び悩んだ。前日の海外市場のドル円は、石破首相が日銀による追加利上げをするような環境ではない認識を示したことや、9月の米ADP雇用者数の予想を上回る結果からドル高円安に振れ、146円半ばまで上昇した。その流れを引き継いで、東京序盤では8月20日以来およそ1カ月半ぶりの高値となる147.24付近まで一段高となった。しかし、すぐに売りが出て147円台を割り込むと、午後には146円台半ばまで押し戻された。
   
 ポンドは急落。ベイリー英中銀(BOE)総裁が利下げについてもう少し積極的になる可能性を示唆したとガーディアンが報じ、ポンドが売られている。ポンド円は前日終値から1円以上の円高水準となる193円ちょうど付近まで、ポンドドルは1.3169付近まで急落した。
   
 ユーロ円は上に往って来い。ユーロ円は、東京序盤に一時162.49付近まで上昇。しかし、午後に入りポンド円の急落から円買い傾向となり、午前の上げを帳消しにして、161.50台まで下落した。
   
 ユーロドルは軟調。午前に1.1030台までジリ安となったあと、午後にポンドドルの下げからドル買いが加速し、1.1025付近まで下値を広げた。

MINKABU PRESS