(前列左から)松岡修造、千葉百音、坂本花織、鍵山優真、三浦佳生、宇野昌磨さん(後列左から)三原舞依、渡辺倫果、吉田陽菜、佐藤駿、友野一希、山本草太

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 2024−25シーズンに臨むフィギュアスケートの男女有力選手が30日、都内で記者会見を行った。女子で世界選手権3連覇中の坂本花織(シスメックス)、男子で22年北京五輪銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)ら男女10選手が登壇し、10月18日から開幕するグランプリ(GPシリーズ)など、本格的なシーズンに向けて意気込みを語った。

 金髪に染めて印象ががらりと変わった坂本は、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンとなる今季を「いろんなことに取り組んで、選択肢を増やすことでいろんな自分を見せられると思う。次につながるシーズンにしたい」と思い描いた。

 今季のテーマは『CHANGE』を掲げる。フリーでジャンプの構成を変更し、髪色もフリー曲の人気ミュージカル『シカゴ』のイメージに合わせた金色にするなど、新たな自身を追い求めて挑戦をし続けている。

 本格シーズンへ刺激も入れた。8月にミラノで行った合宿では、ともに22年北京五輪の団体銀メダルを獲得した鍵山、ペアの“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)と「また、みんなでメダルを取りたい」と誓い合った。

 世界女王は「とにかく今は自分自身に勝つ」と気合を入れる。ミラノ五輪での個人、団体での金メダル獲得へ、シーズンを通して腕を磨く。