魚介類に寄生する「アニサキス」による食中毒に注意

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 鮮魚の調理時は、アニサキス(幼虫)による食中毒に注意するよう、農林水産省がXの公式アカウントで注意を呼び掛けています。

 農水省によると、アニサキスは半透明な白色で細長い糸状の寄生虫で、主にサバやサンマ、アジ、カツオ、サケの内臓周辺や腹腔(ふくくう)内などに寄生しているということです。

 もしアニサキスが生きたまま体内に入ってしまった場合、みぞおちの激しい腹痛、吐き気、嘔吐(おうと)などの症状を引き起こすといいます。

 農水省は「魚の内臓や身に約2cmの白い糸状のものを見つけたら。それアニサキスという寄生虫かも」とXでコメント。

 その上で、鮮魚を丸ごと一尾で購入したらよく冷やして持ち帰り、すぐに内臓を取り除くようアドバイスし、魚の内臓を生で食べることは避けるよう、呼び掛けています。

 また、酢や塩、しょうゆ、ワサビなどの調味料ではアニサキスは死なないと注意喚起。マイナス20度で24時間以上冷凍したり、調理時に中心温度60度で1分以上加熱したりすることでアニサキスを死滅させることができるということです。