「鳥貴族」鶏“希少部位”使った期間限定メニュー発売 国内チェーン初
鳥貴族(大阪市)の焼き鳥チェーン「鳥貴族」が、鶏の希少部位となる「鳥ムネのすじ肉」を使った期間限定メニュー「鶏くりから串の蒲焼〜バターソース〜」を10月1日から発売します。鳥ムネのすじ肉は、下ごしらえに技術と手間がかかってしまい、一般には出回っていない希少部位。今回、鳥貴族では各店舗で“串打ち”を行い、下処理を工夫することで、国内チェーン店として初のメニュー化を実現したということです。
「鶏くりから串の蒲焼〜バターソース〜」は、うなぎを串に巻いて焼いた料理「くりから焼き」から着想を得て、鳥貴族らしく鶏肉を使いアレンジした逸品。ムネ肉とモモ肉とは異なる脂のりとうまみ、コリコリとした食感が楽しめます。添えられたバターソースを付けたり、好みでサンショウをつけて食べたりすることができます。
鳥貴族は、今年8月から「焼鳥で世界に平和を届けたい」をテーマにした「焼鳥屋の和」を展開し、2カ月に1回、期間限定メニューを発売しています。鶏くりから串の蒲焼〜バターソース〜は、第2弾として登場。第2弾では、カツオの風味が味わえるモモ唐揚げ「抜刃唐揚〜花かつお編〜」、西京味噌(みそ)を使った「若鶏西京焼串」、窯でじっくり焼き上げた、しっとりとした食感の「和風抹茶ブラウニー」もラインアップされます。
9月26日、東京都内で行われた鶏くりから串の蒲焼〜バターソース〜の説明会&試食会に登壇した同社取締役でマーケティング部・店舗開発部・情報システム部担当の真門洋平さんは、鳥ムネのすじ肉について「1羽から約10グラムしか取れない希少部位で、小骨が多い部位のため除去に手間がかかる」と説明しつつ、「生産者と連携し商品開発を行い、調達量の倍に成功しました。また、機械で取り切れなかった小骨は1つずつ包丁で除去することにより、店舗で従業員が1本1本串打ち、仕込みをしているからこそ実現しました」とコメント。続けて、「お客様に、2カ月間楽しんでもらえるよう努力してきました。ぜひ楽しんでください」とメッセージを送っていました。
鳥貴族では、10月1日から愛媛県産のタイエキスのうまみ、鶏、かつお、昆布を加えた醤油(しょうゆ)ベースのスープに、高知県産ゆず果汁と徳島県産のゆこう果汁を加え、すっきりとした後味の「こだわり醤油ラーメン」、新潟のご当地グルメ「タレかつ丼」をチキンカツで再現した「鳥たれかつ丼(大・中・小)」と「鳥たれかつ丼の頭」を新商品として発売。リニューアルメニュー「とり天−梅肉ソース添え−」「チキン南蛮」「ご飯セット(大・中・小)」も販売します。価格はすべて370円(税込み)です。