逞しさが増す堂安。フライブルクを牽引する活躍を見せている。(C)Getty Images

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 9月21日に開催されたブンデスリーガ第4節で、堂安律を擁するフライブルクは、ハイデンハイムと敵地で対戦。3−0で快勝し、勝点を9に伸ばした。

 0−0で折り返したなか、後半開始早々に待望の先制点を叩き込んだのは、4−2−3−1の右サイドハーフで先発した堂安だ。右サイドからカットインすると、ペナルティエリア手前で自慢の左足を一閃。GKは完全にノーチャンスのスーパーゴールを奪ってみせた。

 輝きを放った森保ジャパンの10番は、試合後に『ABEMA』のインタビューに対応。解説の鄭大世氏から「得点シーンを振り返って、いかがでした?」と感想を求められると、「まだハイライトを見れてないので、見直したいですけど」と前置きしたうえで、こう語った。

「あそこのポジションは練習していたので。あそこを僕が代表の中でも一番上手くなくてどうするんだって自分に言い聞かせながら練習していたので、やっとですけど、ブンデスでああいったゴールを決められて良かったです。オランダの時は結構、自分の特長で出せていたんですけど、本当に長らくブンデスであんまり感覚が良くなくて。シュートの打ち方もちょっと変えてみたり、色々工夫していたんですけど、今日入って良かったです」
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 さらに「ハイライト見てもらったら分かると思うんですけど、ぶっ飛びますよ。ぶっ飛ぶぐらいスーパーゴールでしたよ。今日のゴールの感覚は、自分の歴代ゴール何位ぐらいに入ると思います?」という質問に対しては、「100回ぐらい見直したい」と笑みを浮かべる堂安は、フローニンヘン、PSVでプレーしたオランダ時代と比べ、次のように答えた。

「オランダの時にえぐいのを決めているんですよね。ブンデスの中では間違いなく一番だと思います。ただ、ああいったゴールを決めていかないと、堂安律の名前が残っていかないので。そこは生命線ですし、もっとトレーニングにしないとなと思っています」

 今季ブンデスリーガ4試合で2ゴール。どこまで数字を伸ばせるか。

「もちろん、1点ずつ毎試合フォーカスしてやりたいですけど、二桁がなかなか...ヨーロッパに来てからずっと言っているんですけど、達成できていないので、いい加減達成しないとなと思っています」

 リーグ戦におけるキャリアハイは、ガンバ大阪からフローニンヘンに渡って1年目の2017-18シーズンに挙げた9ゴール。逞しさが増す堂安は早々に大台を突破し、二桁得点を通過点とできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部