スポルティングのアモリム監督が守田英正を擁護 「彼が日本代表に合流すると…」

写真拡大

 スポルティングを率いるルベン・アモリム監督が21日、プリメイラ・リーガ第6節スポルティングとAVSの前日会見で、同クラブに所属する日本代表MF守田英正について言及した。

 2022年7月にスポルティングへと加わった守田は、2024−2025シーズンで在籍3年目を迎える。チームの中心選手として中盤を支え、2023−2024シーズンには海外移籍後初のタイトルとなるプリメイラ・リーガ優勝を達成した。
 
 そんな守田は日本代表として、5日にホームで行われたFIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第1節の中国代表戦(7−0で日本が勝利)と10日にアウェイの地で行われた同第2節バーレーン代表戦(5−0で日本が勝利)に先発出場。

 そして、代表ウィーク明けの初戦となった13日のプリメイラ・リーガ第5節アロウカ戦(3−0でスポルティングが勝利)で今季初のベンチスタートとなり、チャンピオンズリーグ(CL)グループフェーズ第1節のリール戦(2−0でスポルティングが勝利)では、先発出場したものの46分でベンチに退いていた。

 このような状況下で行われた会見で、記者から守田のパフォーマンスが良くないと指摘されたアモリム監督は「現代のサッカーでは、良い状態からから悪い状態まで速いスピードで変わってしまう。第4節のポルト戦(2−0でスポルティングの勝利)守田はとても素晴らしかったし、第3節のファレンセ戦(5−0でポルトが勝利)では、守田が私にとってピッチ上でベストの選手だった。だがその後、日本代表の活動があり、彼は移動し、生活を変え、時差が大きい地域に行く必要があった。日本代表として試合をして、また別の場所に移動して試合。そしてポルトガルに戻ってきたとき、彼にはここに適応する時間がほとんどなかったんだ」と、日本代表の試合のためにヨーロッパとアジアを往復した守田が抱えた負担に理解を示した。
 
 続けて「リール戦では、イエローカードをもらわなければ守田がピッチを去ることはなかっただろう。しかしながら、私はまだ彼がフレッシュな状態でないことは明らかだと感じているし、彼は良い状態になる必要がある。以前と異なり、今の彼のコンディションは良くない。彼は数週間前、我々にとって最適な選手だった。今回起こったことは、彼が日本代表に合流する度にほぼ毎回起こることで、彼がスポルティングでの日常に再び適応するのに時間が必要なんだ」と、守田を擁護した。