60代、「手放した家事」5つ。手間を引き算してゆとりあるシンプルライフに
シニア世代にとって、家事を減らすことは体力の節約だけでなく、心の余裕を保つためにも重要です。ここでは、暮らしや生き方のヒントをYouTube「60歳からの幸せライフ」で発信しているライフさんにお話を伺いました。家事を減らして快適に暮らすヒントが満載です。
60代が家事を減らすワケ
若い頃は気力も体力も充実していたので、家事を完璧にこなすのは難しくありませんでしたが、年を重ねるにつれて、同じように家事をこなすのが次第に難しくなり、重荷に感じることも増えてきました。
そこで、日々の生活にもっとゆとりをもつために、私は家事を「引き算」して、よりシンプルに暮らす方法を模索するようになりました。今日は、その実践している具体的な方法についてお話ししたいと思います。
1:床のふき掃除の省略
以前は毎日床のふき掃除をするのが日課でした。たしかに床はきれいになり、家の中の清潔感も保てますが、それにはかなりの時間と体力が必要でした。60代になってからは、毎日のふき掃除がキツくなってきたため、私はロボット掃除機を導入することにしました。
ロボット掃除機は自動で家じゅうを掃除してくれるので、その分ゆとりの時間が生まれ、ロボット掃除機を導入した代金以上の効果を感じています。
2:衣替えをやめる
季節の変わり目ごとに行っていた衣替えもやめました。そのために、まず衣類の数を大幅に減らし、厳選することから始めました。
結果として、すべての衣類がクローゼットに収まるようになり、衣替えの手間が不要に。限られた数の服を着まわすことで、コーディネートもシンプルになり、毎日の服選びもストレスがなくなりました。
3:重い買い物からの解放
以前は、スーパーでの買い物も家事の一環として行っていましたが、重い荷物を持って帰るのは次第に体力的な負担となってきました。
そこで、ネット通販や生協などの宅配サービスを利用するようきり替えたところ、重い商品を持ち帰る必要がなくなり、買い物に費やす時間も短縮。ネット注文は必要なものをすぐに届けてもらえるため、とても重宝しています。
4:ワンピースは畳まない
私のワードローブの定番であるワンピースは、季節を問わず着られるアイテムのため、毎日のように着ています。以前は洗濯後には畳んで収納していましたが、これも時間と手間がかかります。
そこで、洗濯後にはハンガーにかけ、そのままクローゼットに収納するように。畳む手間が省け、シワもつきにくく、アイロンがけの必要もなくなりました。時間も手間も省け、毎日の準備が簡単になったのを実感しています。
5:新聞や雑誌を電子版にきり替える
以前は新聞を購読し、定期的に雑誌も購入していましたが、その片づけに追われていました。新聞や雑誌の処理には意外と時間がかかり、また、収納のためのスペースも確保しなければなりません。
そこで、思いきって新聞の購読をやめ、ネットニュースや電子版にきり替えることにしたところ、片づけの手間がなくなり、部屋の中もすっきりと保つことができるようになりました。
情報はスマホでいつでも手軽にアクセスできるため、今ではこれが当たり前の生活スタイルになっています。
家事を減らして快適な暮らしに
家事を「引き算」することで得られる効果は、単なる労力の軽減にとどまりません。生活はシンプルになり、余裕が生まれ、自分の時間が大幅に増えます。
とくに60代を迎えた私たちにとって、家事が減ることは暮らしの質を上げるための大きな要素だと思います。
家事を見直し、自分にとって本当に必要なことを見極めることで、シニア世代も豊かで快適な暮らしが実現できるのだと思っています。