ESSEonlineが注目する「50代のひとり暮らし」。今回ご登場いただくみるくさんは48歳で離婚を経験。53歳の現在は、インスタグラムで50代のリアルなおひとりさま暮らしの様子を発信しています。手放して暮らしがすっきり、シンプルになったキッチングッズについて教えていただきました。

48歳で初めてのひとり暮らし。手放してよかったキッチングッズ

48歳で離婚して、人生初めてのひとり暮らしは、私と同じ歳の築48年。古い賃貸マンションでした。

狭くて古いマンションでしたが、ギクシャクしていた結婚生活から解放され、「今日からここが私の家!」と、わくわくしたのを覚えています。

とはいえ、家財道具のほとんどを置いてきたので、イチから家具をそろえるのは大変です。徐々にそろえていこうと思ったのですが…。案外、なくても困らないものが多いことに気づきました。

その後、53歳で広いキッチンのある中古マンションを購入しましたが、今も同じように必要最低限の道具で暮らしています

1:炊飯器の代わりに、卓上コンロで炊き立てご飯

古いマンションのキッチンはガスでした。炊飯器ではなく土鍋でご飯を炊いていました。お米を研いで強火にかけます。沸騰してきたら弱火にして9分炊きます。そして火を止め9分蒸らします。

炊き立てご飯はツヤツヤふっくら。ご飯が甘くておかずがいらないほどおいしいです。

新しいマンションはIHだったので、一度は土鍋を手放すつもりでゴミに出そうとしたのですが…。やはり土鍋ご飯が忘れられず、卓上コンロでご飯を炊いています。

お友達に誘われて夕飯を食べに行くこともありますし、ひとり暮らしなので一度に3合炊き、あとは冷凍しておけば、毎回炊くわけじゃないのでまったく苦になりません。

炊飯器で炊くより時間も短いし、やはりお米がおいしい!

2:食洗機は使わず、水きりカゴも不要。メリットいっぱい

キッチンには備えつけの食器洗浄機があります。しかしひとり暮らしですし、食器洗浄機を使うほどでもありません。

水道代、食器洗浄用洗剤、時間を考えると、手洗いの方がエコです。サッと手洗いして伏せておくと、案外すぐ乾いてくれます。食器を片づけるときに軽くふきんでふくだけなので、とくに大変とは感じていません。

乾きの悪い冬場などは手洗いの最後にお湯ですすげば乾燥も早いです。

でもせっかく備えつけてある食器洗浄機。「換気扇を洗うときに使うとよい」と雑誌で見たことがあるので、年末にやってみようかなと思っています。

3:トースターは買わずに、魚焼きグリルでトースト

朝、4〜5時には起きています。そのため、お腹がすくんですよね。朝はスムージーがよいとか粉物は取らない方がいいとかよく聞きますが、パンが大好きなんです。食べすぎないよう、朝食にだけパンを許可しています。

トースターを買おうかずいぶん悩んだのですが、トースターの掃除って、結構面倒。フライパンでも試しましたが、今は魚焼きグリルにアルミ箔を引いてトーストしています。

汚れたらアルミ箔を変えるだけなので、お手入れも簡単です!

4:すし桶やタコ焼き器、ひとり暮らしにはいらなかった

子どもたちが小さかったときは、ギョーザ、パン、シフォンケーキなど、手の込んだお料理やお菓子をよくつくりました。そのため泡立て機やクッキーの型、すし桶やタコ焼き器、いろいろな調理グッズが戸棚にいっぱいでした。

ひとり暮らしになり、凝った料理より簡単につくれて、栄養バランスがいい料理をつくるようにしています。

雑貨屋さん巡りが好きで、かわいいキッチングッズを目にすると欲しくなりますが、グッと我慢。必要最低限の調理グッズで十分お料理できています。

清潔ですてきな空間を保てるキッチンづくり

暗くて窓のない古いキッチンから、念願の広くて解放的なキッチンに変わり、とても満足しています。収納場所もたくさんあるけど、キッチングッズが今以上に増えないよう意識しています。

ミニマリストにも憧れますが、家にいることが多いのであまりにも殺風景だと味気ない。いるかいらないか自分と相談しながら気持ちよく、すてきな空間を保てるようお部屋を整えています。