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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(59)が、18日までに更新されたCBCテレビの情報バラエティー「太田×石井のデララバ」(水曜後7・00)公式YouTubeチャンネルに出演。好きな映画ベスト3を発表した。

 フリーアナウンサー・石井亮次と車内でトークを繰り広げる動画で、毎回、ファンからのさまざまな質問に回答している。この日は、映画を学んでいるという大学生から「好きな映画ベスト3を教えてください」という質問が寄せられた。

 太田は「ベスト3って言われると困っちゃうね〜」と頭を悩ませ、その間に石井アナが「私のベスト1は『スタンド・バイ・ミー』」と紹介。「スタンド・バイ・ミー」トークを展開した後に、太田自身のイチオシを問われ「困るな〜」と考え込んだ。

 悩んだ末に、太田は「黒澤さんかな、やっぱり」と、映画界の巨匠・黒澤明監督に言及し、「甲乙つけがたいけど…見たことがない人に最初に見てもらいたい黒澤映画は『用心棒』」と、1961年公開の映画「用心棒」を挙げた。

 太田は「黒澤作品、見たことがない人にとっては敷居が高いでしょ。白黒だし。そんなことないんです。『用心棒』これ、一大娯楽アクションです」と説明。「主人公は三船敏郎で、浮浪人なんですよ。行く当てもなく歩いて、ある日、街に着くんです。道の両側に家が並んでいて、いわゆる宿場町のはずなんだけど、1人も人がいないんですよ。そこに野良犬が、人の腕を加えて出てくる。“あれ、この街で何か起きてるぞ”ってところから始まる」とあらすじを明かすと、石井アナは「もう見たい!」と興味をそそられた様子。太田は「わくわくですよ。街の人は、家同士の闘争で殺し合いが起きてるから、家の中で息をひそめている。そこに、三船敏郎が入っていく。そういうところから始まる」と楽しそうに振り返った。

 動画ではほかに、太田イチオシの映画を2本紹介している。視聴者からは「太田さん、しっかり、誰もが認める名作と名監督を紹介されてる。石井さんの方も同世代ならよく分かる時代の名作。見て良かった動画」「太田さんの映画紹介うますぎ」「これは見たくなる」「太田さんの映画の再現は本家の映画より面白いことがある」「太田さんの話がうますぎてめちゃくちゃ見たくなる」「今映画を語らせたら誰よりも面白いのが太田さん。これは一流の芸だよ」と、さまざまなコメントが寄せられた。