自民党総裁選挙 名古屋市で告示後初の街頭演説会(名古屋市)
過去最多9人が立候補している自民党総裁選挙。
14日、名古屋市には、候補者が一同に集結し、告示後初の街頭演説会が行われました。
多くの観衆の前で主張した政策とは…
14日、愛知県名古屋市に集まった多くの人たち。その目の前には…
自民党総裁選挙の候補者9人が一同に集結。告示後初の街頭演説会です。
警察などによる厳重な警備体制の中それぞれが初めて街頭で支持を訴えました。
過去最多9人が立候補した今回の総裁選では今月12日の告示以降、演説会や記者会見などが連日行われています。
14日の朝、事務所を訪ねるとエプロンを身に着けた上川大臣の姿が…
(上川外相)
「なかなか丸いおにぎりは難しい」
過密スケジュールの中共に動いている事務所スタッフのために“お手製”のおにぎりを用意していました。
(上川外相)
「国際的な交流を意識的にしなくても、美味しい食で多くの人々を魅了することができる」
上川大臣は、日本の食文化の発信にも力を入れる考えを示し、この日行われる初の街頭演説に向けて士気を高めていました。
その街頭演説会場では…。
(徳増アナウンサー)
総裁選の候補者による演説会が行われる愛知県名古屋市の会場に来ています。始まるまで2時間を切りまして、入場する方たち中に入り始めています。荷物チェックなどが行われています。
会場やその周辺は、厳戒態勢。
多くの警察官などが警備にあたり、中に入るには、金属探知を始め、ポケットの中まで確認が行われていました。
( 愛知県民)
Q応援している候補者は?
「僕は高市さん小泉さん若返りを期待して」
「 愛知県の中学生この中に総理大臣になられる方がいるならちょっと見ておきたいと」
Q応援している人は?
「石破さん、学校の先生が応援していたので」
また、上川大臣の印象を聞いてみると…
( 愛知県民)
「法務大臣のときにすごく立派にお仕事されている印象があって、いまも外務大臣として活躍されているので政治家としてのプライドを感じて期待しています」
「はっきり印象に残っていないかな。きょうしっかり聞きたいと思う」
一方、会場にはこの人の大応援団が…!
(記者)
会場には石破氏の支援者の集団とみられる人たちの姿もあります。
紫のハチマキに、メガホンを持った集団。石破元幹事長の地元、鳥取県からなんと40人ほどで応援に来たということです。
( 鳥取県の自民党員)
石破が一番すごいというところをみせてほしいと思っている
会場は時間が経つにつれて、人が溢れかえり、演説が始まる前には…
(徳増アナウンサー)
「まもなく始まる会場の様子をみてみますとおよそ1000人入れる広場は人で埋め尽くされています。そして離れた少し高い所にもみなさんズラーっと座ってですね演説会を待っています。関心の高さがうかがえます。」
会場に入りきらないほどの聴衆の中、午後6時、街頭演説がスタートしました。
1人あたりの持ち時間は10分。
(高市氏)
「大胆な危機管理投資、そして成長投資、これによって様々なリスクを最小化して、安全・安心な社会を作る。/これによって強い経済を作っていく」(小泉氏)
答えを出さずに決着がついていない課題に取り組みたい。選択別夫婦別姓もそう。就労の壁・年収の壁の撤廃。そして、何と言っても個人の幸せと日本の経済の成長を両立のできる形にしていきたい。
そして、次は上川大臣です。
(上川)
「つなぐ力・新しい価値を生み出す力・そしてその価値を可能性に繋げる。つなぐ大国・ネットワーク大国であります。」
そして、初の“女性総理”を目指す意気込みを語りました。
(上川)
「日本初の女性総理としてみなさんと一緒に新しい日本の景色をつくっていきたい!」
各候補者がそれぞれの主張をする中、石破元幹事長は…
(石破)
「今ウクライナで起こっていることは明日アジアでも起こるかもしれない」「なんとしてもこの日本国の平和、独立を守っていかなければなりません。防衛省の予算を増やす、43兆円やらねばならんでしょう」
演説会の終了後、河野デジタル大臣のファンだという中学生に話を聞くと…
(愛知県の中学生)
河野さん以外にもいろいろな公約発表している人がいてすごい興味深かった。
Qこの人いいんじゃないかと思う人は?
「上川さん、女性初の首相ってことがすごい印象に残った」
一方、こちらの男性は、大分県から来るほどで…
(大分県民)
Q:候補者9人の評価は?
いまのところは全く一線。これから本当の意味で議論を深めながら戦いをされていくのかなと、ずっと聞いていきたい
そして、15日は福島県で演説会。
16日は石川県で公開討論会が開かれるなど連日論戦が繰り広げられています。
総裁のイスに座るのは果たして。投開票は、27日に行われます。