小田裕也が引退発表「妻や両親に感謝」…球団4人目 オリックスで「本当に良かった」
2014年ドラフト8位でオリックスに入団…通算680試合出場
オリックスは16日、小田裕也外野手が今季限りで現役引退することを発表した。T-岡田外野手、安達了一兼任コーチ、比嘉幹貴投手に続いて球団では今季4人目の現役引退を決断した。2014年ドラフト8位でオリックスに入団し、今季で10年目。34歳が、爽やかなままユニホームを脱ぐ。
球団25年ぶりのリーグ優勝を果たした2021年にキャリアハイの101試合出場を果たした。CSファイナルステージでは“サヨナラバスター”を決め、日本シリーズ進出を決めるなど、ここぞの場面で勝負強さを発揮した。
プロ10年目の今季はここまで19試合に出場。若手の台頭もあり出場機会が減少したが、ファームで黙々と1軍再昇格の準備を続けてきた。プロ通算は10年間で680試合に出場。打率.239、10本塁打、62打点、51盗塁を記録した。
広い守備範囲に加え、強肩で何度もチームの窮地を救ってきた。昨季に国内FA権を獲得したが、行使することなく残留を決意。愛用するグラブにも、球団ロゴが刺繍されており、チーム愛も人一倍。渋みを増した34歳が、静かにバットを置く。
○小田コメント
「今季をもちまして、現役を引退させていただくことになりました。オリックスに入団して10年という長い間プレーすることができたのも、これまで出会った監督やコーチ、トレーナーをはじめとした裏方さん、球団関係者の方々のご指導、お力添えがあったからこそだと思っています。そして苦楽を共にした最高のチームメイトにも恵まれたプロ野球生活でした。みなさんに感謝の気持ちを伝えたいです。
両親や妻にも感謝しています。野球をやらせてくれたおかげでたくさんの人に出会えました。家に帰ると、いい意味で野球を忘れさせてくれました。心が折れそうな時期もありましたが、家族が支えてくれたおかげでここまで頑張ってくることができました。本当にありがとう。
最後にファンのみなさんへ。いい時ばかりじゃなく、むしろ悪い時の方が多かったと思います。それでもいつも変わらない温かいご声援をありがとうございました。オリックスに来て本当に良かったです。
みなさんの応援の力は、私自身はもちろん、チームの背中を確実に押してくれています。これからもオリックス・バファローズと小田裕也を変わらぬ思いで応援していただけたら嬉しいです!」(Full-Count編集部)