20万円を目標に「500円貯金」をしています。貯まった500円を銀行に預けるなら、窓口に持参するしかないのでしょうか?

写真拡大

コツコツ貯金したいという方に効果的な方法が「500円貯金」です。1日1枚ずつ貯金すると、月に1万5000円ほど貯まるため、シンプルな方法ながら着実に貯金額を増やせます。 500円貯金では「10万円」や「20万円」などの目標金額を決めることが一般的です。そのような中で、目標額に達した際に、大量の500円硬貨をどうやって預ければいいのか気になる人もいるでしょう。 今回は、500円貯金が貯まった場合の対応方法についてご紹介します。方法別のメリットや注意点・手数料や預入時の枚数制限などの詳細もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

500円貯金が貯まった場合の対応方法は?

500円貯金が貯まった場合、銀行へ入金する場合は以下2つの方法があげられます。

●銀行窓口を利用する
●ATMを利用する

それぞれの方法にメリットや注意点などが設けられているため、詳しい内容を見ていきましょう。
 

銀行窓口を利用する

500円貯金が貯まった場合に口座へ入金する方法として、銀行窓口の利用があげられます。銀行窓口であれば入金枚数の制限が設けられておらず、仮に20万円分である400枚の500円玉を持ち込んだとしても、問題なく対応してもらえるでしょう。
ただし、銀行窓口を利用する場合、手数料が発生する可能性がある点には注意が必要です。例えば、大量の硬貨を取り扱う際の手数料として、以下の金額が目安となります。
表1

枚数 銀行の手数料相場価格 100枚まで 無料 101枚以上500枚まで 550円 501枚以上1000枚まで 1000円~1500円 1001枚以上 1500円~2000円

※筆者作成
上記の手数料を基に考えるのであれば、20万円分の500円を入金・振り込みする場合は、550円の手数料が発生するといえるでしょう。
なお、一般社団法人 全国銀行協会によると、銀行窓口での取引を行う際など、本人確認のために書類の提示を求められることがあるため、持参することをおすすめします。
書類は運転免許証やパスポートなどが挙げられ、氏名、住居、生年月日などを確認されます。
 

ATMを利用する

20万円分の500円が貯まった場合、ATMを利用して入金するのも一つの方法としてあげられます。手数料は銀行によって異なるようですが、入金や出金の手数料がかからない銀行も見られました。
ただし、ATMを利用する場合、一度の入金に枚数制限が設けられている場合がある点に注意しなければなりません。目安としては75枚~100枚程度になり、今回のケースでいえば、4~5回に分けなければ入金しきるのは難しいでしょう。
また、ATMの場合、硬貨に対応していないケースがある点にも注意が必要です。例えば駅やショッピングモールなどに設置されている出張ATMの場合だと、硬貨に対応していないケースは十分に考えられるでしょう。
手数料の面で見れば窓口での入金よりもコストを節約できる可能性はありますが、利便性の面ではデメリットが生じる可能性がある点を覚えておきましょう。
 

500円貯金を入金する場合は窓口やATMで対応してもらえるが、手数料や枚数制限がある点には注意が必要

500円貯金が貯まった場合、口座へ入金する方法は窓口やATMの利用があげられます。どちらを利用しても入金自体は可能ですが、手数料や枚数制限がある点には注意が必要でしょう。
例えば窓口の場合は、手数料が発生するケースが一般的です。枚数制限が設けられているケースは見られないため、1回で手続きを済ませたい場合に適しているでしょう。対してATMの場合、枚数制限が設けられている代わりに手数料が必要ないケースもあるため、コストを求める人に適しています。
それぞれの方法にメリットやデメリットがあるため、自分の求める条件に合わせて、利用する方法を決めるといいでしょう。なお、銀行ごとに手数料や枚数制限の部分は異なるため、口座を開設している銀行へ問い合わせたり、ホームページを確認したりして見てください。
 

出典

一般社団法人 全国銀行協会 本人確認書類って何?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー