マンチェスター・ユナイテッド戦で先発した菅原 photo/Getty Images

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インターナショナルマッチウィーク明けに行われたプレミアリーグ第4節サウサンプトン対マンチェスター・ユナイテッドの一戦は0対3でアウェイチームが勝利を挙げた。

日本代表の菅原由勢は開幕戦から4試合連続でのスタメンに。ラッセル・マーティン監督からの信頼はすでに掴んだと考えていいだろう。

キックオフ直後に主導権を握ったのはホームのサウサンプトン。アーセナルからアーロン・ラムズデールを獲得したことで後方からのビルドアップに安定感が生まれ、ユナイテッドのプレッシングにしっかりと対応できている。

そんなサウサンプトンが30分にPKを獲得する。この日、菅原とともに右サイドの攻撃を活性化させていたタイラー・ディブリングがディオゴ・ダロトとのマッチアップで倒され、先制点獲得のチャンスを得る。

キッカーはこの夏シェフィールド・ユナイテッドから加入したキャメロン・アーチャー。しかし、ユナイテッドの守護神アンドレ・オナナが立ちふさがり、得点は奪えずスコアは0-0のまま。

このPKストップがユナイテッドに勢いをもたらしたのか、35分セットプレイからマタイス・デ・リフトが、41分再びセットプレイの流れからマーカス・ラッシュフォードがゴールを決め、一気に2点のリードを得た。

後半はサウサンプトンの勢いが失われ、ユナイテッドペースに。右のアマド・ディアロ、左のラッシュフォードが攻撃の中心となり、特に前半でゴールを決めたラッシュフォードは昨季の3月に行われたカラバオ杯リヴァプール戦以来、約半年ぶりの得点ということもあって、自信を取り戻したのか攻撃で積極性が見られるように。

62分、サウサンプトンはアダム・ララーナを含む5選手を一気に投入し、現状の打開を図る。しかし、79分ここまで堅守に貢献していたCBのジャック・スティーヴンスにレッドカードが提示され、人数不利に。アレハンドロ・ガルナチョに対する危険なファウルで一発退場となった。

その後もユナイテッドペースが続き、後半アディショナルタイムにガルナチョのダメ押し弾が生まれて試合終了。エリック・テン・ハグ率いるユナイテッドは連敗からの脱出に成功した。

一方のサウサンプトンは悪夢の4連敗。またもやノーゴールに終わってしまい、ここまでの4試合で挙げた得点は菅原が決めた1ゴールのみ。ただ、前半の内容は悪くなく、ユナイテッド相手にも通用していた。特にPK獲得に貢献した菅原とディブリングのコンビは今後チームを救う存在になるだろう。

サウサンプトン 0-3 マンチェスター・ユナイテッド

【マンチェスター・ユナイテッド】
35分 マタイス・デ・リフト
41分 マーカス・ラッシュフォード
90分+5 アレハンドロ・ガルナチョ