マイナンバーカード

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 デジタル庁は13日、結婚相手紹介サービスの業界団体などに対し、利用者がマッチングアプリに会員登録する際、マイナンバーカードを活用した本人確認を行うように要請したと発表した。

 本人確認の厳格化により、SNSを介して相手に恋愛感情を抱かせ、金をだまし取るロマンス詐欺や、投資詐欺を防ぐ狙いがある。

 要請は10日付で、警察庁と共に出した。利用者がアプリに登録する際の本人確認手続きの選択肢に、マイナカードを使った公的個人認証サービスを加えることなどを求めた。利用者が同意すれば、事業者は、政府の専用サイト「マイナポータル」経由で婚姻関係や所得といった利用者の情報を確認できるようになるとしている。

 手軽に交際相手を探せるマッチングアプリは近年、利用が拡大する一方、アプリを悪用した詐欺などの増加が問題となっている。