ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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MLB公式の記録担当、大谷の打球速度にまつわる記録を続々紹介

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地カブス戦に「1番・DH」で先発出場。初回の第1打席で47号先頭打者弾を放つなど、4打数2安打3打点1四球1盗塁の躍動し、10-8の勝利に貢献した。2021年の46発を超える自己最多記録を達成し、史上初の「47本塁打&47盗塁」にも到達。さらにアジア出身選手の大リーグ最多本塁打にも並ぶメモリアル弾は、時速118.1マイル(約190.1キロ)に及ぶ爆速弾と見た目のインパクトも十分。MLB公式の記者は、大谷の打球速度に関する記録だけで4度もX(旧ツイッター)に連続投稿。衝撃の大きさを物語っている。

 大谷は初回、カブス先発左腕のウィックスと対戦。4球目の真ん中付近へのスライダーをとらえた。時速118.1マイル(約190.06キロ)、飛距離405フィート(約123.44メートル)という爆速弾に場内は熱狂。注目され続ける史上初の「47-47」に到達しただけでなく、韓国人のチュ・シンス(元レンジャーズ)が持つアジア出身選手の通算最多本塁打218本にも並んだ。

 常識外れの打球に驚いたのか、MLB公式のサラ・ラングス記者は自身のXに、大谷の打球速度をめぐる記録を続けて投稿している。

 2015年にスタットキャストによる計測が始まって以降、ドジャースの打球速度ランキングでこの本塁打は4位。トップは今年4月27日に大谷が単打で記録した119.2マイル(約191.8キロ)で、上位9傑はすべて大谷だ。

 さらに、118マイル(約189.9キロ)以上の打球をシーズンで記録した回数で見ると、2017年のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が5回でトップ。大谷は3回で2位につける。116マイル(約186.7キロ)では2017年のジャッジが7回で最多。続くのが今季の大谷で6回、以下2021年の大谷が5回。ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)も、2023年など3度にわたって5回記録している。

 113マイル(約181.9キロ)以上となると、2017年のスタントンが18回で最多。続くのが今季の大谷と、2017年のジャッジで15回。以上、打球速度だけで4つの記録を続けざまに投稿したことでも、今季の大谷が桁外れの打球を連発していることがわかる。

(THE ANSWER編集部)