ネット通販の「残りわずか」の表示に要注意

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 ネット通販の利用時に、タイムセールの残り時間のカウントダウンの表示のほか、「残りわずか」という表示を見て、慌てて商品を購入してしまったことはありませんか。こうした手法は、消費者を焦らせて購入に誘導している手口の可能性があるとして、国民生活センターがXの公式アカウントで注意を呼び掛けています。

 国民生活センターによると、タイムセールをしている通販サイトを見つけた際に、残り時間のカウントダウンの表示を見て気持ちが焦り、約1万円の衣類を購入した事例があるといいます。購入者が翌日も同じ通販サイトをチェックしたところ、前日と同様のタイムセールを実施していたということです。

 また、ドライブレコーダーを安値で販売しているサイトを見つけた際に、「残りわずか」と表示されていたため急いで注文し、代金を振り込んだものの、2週間たっても商品が届かなかった事例があるといいます。メールを送っても、事業者から返信がなかったということです。

 国民生活センターはネット通販利用時には、必ず商品・サービス内容、支払総額、取引条件、解約条件のほか、事業者の所在地や電話番号などをよく確認して購入するよう呼び掛けています。

 また、困ったときは、居住先の自治体の消費生活センターなどに相談するよう、アドバイスしています。