2024年9月26日・27日(日本時間)に開催されるMetaの発表イベント「Meta Connect 2024」で、MR(混合現実)対応ヘッドセットのMeta Quest 3の廉価版となる「Meta Quest 3S」が発表されるのではないかといわれており、Meta Quest 3Sの画像がインターネット上で公開されています。

Multiple New Images Of Quest 3S Leak Ahead Of Launch

https://www.uploadvr.com/multiple-new-quest-3s-images-leak/

記事作成時点で最新モデルであるMeta Quest 3がどんな見た目をしているのかについては、以下の記事にまとめています。

PC接続不要でVRだけではなくMR(複合現実)も楽しめるMeta Quest 3速攻外観レビュー - GIGAZINE



そしてオンライン掲示版サイトのRedditに投稿されたMeta Quest 3Sの画像が以下。投稿者は「Oculus Link」のクライアントから発見したと述べています。

Official image of the Quest 3S, found in the files of the Oculus Link client
byu/Gary_the_mememachine inOculusQuest


これとは別に中国のサードパーティーアクセサリメーカーが、Meta Quest 3Sに対応したグッズをうっかり告知していたことがXで報告されています。



Meta Quest 3Sの見た目で特徴的なのがヘッドセット全面にあるカメラです。Meta Quest 3では左右と中央に1つずつ、計3つのカメラモジュールが設けられていたのに対し、Meta Quest 3Sは左右に3つずつ、合計6つのカメラが設けられています。Meta Quest 3Sの存在は2023年3月からささやかれており、「Meta Quest 3の廉価版」という位置付けで登場するといわれていました。

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2023年11月には経済紙のWall Street Journalが、Metaが中国企業のテンセントと契約し、Meta Quest 3の廉価版を中国向けにリリースすると報じました。Wall Street Journalによれば、この廉価版はMeta Quest 2で使われていたフレネルレンズを使い、Meta Quest 3と同じQualcomm Snapdragon XR2 Gen 2を搭載したデバイスとなっており、中国国外でもリリースされるとみられるとのこと。

VR関連ニュースサイトのUploadVRによれば、Meta Quest 3Sの特徴的な見た目は、2024年3月時点にMetaのデザインシステム調査から流出したプレゼン資料からリークされていたものの、当時は偽の画像だろうと疑う声が大きかったとのこと。



しかし、2024年6月にMetaのCTO(最高技術責任者)であるアンドリュー・ボズワース氏がThreadsに投稿した映像の中に映り込んでいたことでふたたび話題になりました。





2024年7月下旬には、Meta Quest 3Sが「左右に3つのカメラを備えたデザイン」であることを示す以下の写真がXに投稿されました。この写真はVRヘッドセットのアクセサリメーカーから流出したものだそうです。



なお、「Meta Quest 3S」という名前は、すでにQuest Storeのアプリ対応デバイス一覧に掲載されており、確定しています。Meta Quest 3Sがどんなデバイスでどれくらいの価格になるのかは、2024年9月26日・27日に開催されるMeta Connect 2024で明らかになるとみられます。