孤独死現場の特殊清掃と遺品整理に奮闘「人として譲れなかったご夫婦の思い」

株式会社ソラフネの代表取締役、鳥谷部氏が最新の動画「【特殊清掃か相続放棄】親戚が孤独◯ 法的な義務がない夫婦が遺品整理を決断」を公開し、孤独死現場の遺品整理について語った。動画では、まず現場の残地物を撤去しながら特殊清掃を行う計画について説明。「このまま放置したら、不動産屋さんも手も付けられないでしょうし、一刻も早く片付けて安心していただきたいと思います」と、現場の緊急性を強調した。

入室した際に感じたこととして、「食生活が反映されたタバコ、小銭、コンビニ弁当の3点セット」があり、虫が混ざっていた様子に触れた。また、高齢者の一人暮らしが多い地域であるため、「孤独死に対する周囲の感受性が高まっている」とコメント。依頼者の親族が相続放棄を検討しつつも最終的に遺品整理を選んだ経緯についても触れた。

作業の進行状況について、「防護服での作業は汗をかくが、この程度の状態で発見されて良かった」と語りながら、床の汚れやフィギュア、幼虫といった遺品に驚きを見せた。特に亡くなった方の思い出として、写真が枕元に置かれていたことに感慨深さを感じた様子が伺えた。

動画の締めくくりでは、遺品整理と特殊清掃が無事に終了したことを伝えた。そして依頼者の夫妻がYouTubeを通じてソラフネを知り、今回の依頼に繋がったことに感謝を述べた。「ここがちゃんと終わらないと、気持ち的に悔しさが残る」という依頼者の言葉に共感し、「お世話になりました」と感謝の意を示して動画を締めくくった。