「ホラーを感じる」「バケモノっぽい」工藤静香が公開した“真っ青絵画”に微妙な反応…過去の展覧会では作品が推挙も
歌手の工藤静香が、9月6日にインスタグラムで自作の絵画の写真をアップした。絵画は2作品。いずれも中心に女性と思しき人物が描かれ、その周辺に蛇とらしきものや光、山などが配置されている。青を基調とした色で描かれている。
工藤は「光風霽月 コウフウセイゲツ 悲しみで瞳は霞んでも、いつかは雨上がりの様に澄み切った心になるだろう。と、描き上げた絵です。100号」「命の光 命の光が輝きながら、空へと」と、作品のコンセプトを説明している。ここでいう“100号”とはキャンバスのサイズで、縦1620ミリ、横970ミリの巨大なものだ。
光に囲まれているほうの「光風霽月」は、現在開催中の二科展に出品中だという。工藤は同投稿で、「両方の絵は今年のディナーショー会場に展示をしたいと思います」「二科展は9/4から9/16まで国立新美術館にて開催しています」と宣伝する力の入れよう。娘のKoki,もインスタグラムで「二科展観に行こー」と投稿しており、応援体制のようだ。
この工藤の力作は、X上で《美しくて引き込まれる作品ですね》などと絶賛される一方で、こんな反応も……。
《何か幻想的って言うより バケモノっぽいのを感じる》
《美しさは若干感じる。感じるけど美しさより ちょっと ホラーを感じる。特に真ん中》
微妙な感想だが、工藤は1990年、20歳の時に「第75回二科展」に「朝の香り」で初入選を果たしている。その後も毎年のように入選を重ね、2016年の『第101回二科展』では「心模様A」「心模様B」が会友推挙作品となっているのだ。
工藤といえば自作の料理レシピや、ファッションコーディネートがすべて“自己流”で、その独特なセンスがしばしば話題となっている。絵の腕に関しては果たしていかほどなのか、美大予備校講師が語ってくれた。
「工藤さんは体系的な美術教育は受けていらっしゃいませんので、絵の技術に関しては“個性がある”としか言いようがありません。そもそも二科展はエントリー料を支払えれば誰でも応募可能なものであり、点数制限もありません。公募型の賞の中では比較的入選しやすいものです」
工藤が入選した2024年の第108回二科展の場合、絵画部は1585点の搬入に対し、入選者は608名。単純計算でも入選率は4割弱といったところ。複数点の搬入を行う参加者もいると考えれば、入選率はさらに上がるだろう。