高速バスで隣に「知らない人」が座ったら気まずいです。1人で2席の購入はNGですか?

写真拡大 (全2枚)

長距離の移動をするにあたって、電車や飛行機ではなく高速バスを選択する人がいます。高速バスはほかの交通手段よりも安く移動できる場合があります。 その一方で、長時間同じ場所にいる必要があり、隣に知らない人が座ることで気まずく感じる人もいるようです。 しかしプランによっては、広いスペースを自分だけで使ったり、隣の人をあまり気にせずに済んだりできる座席もあります。 本記事では、乗車を快適にする、ゆったり座れる高速バスのプランをご紹介します。

隣の席が自分の席になる!? 「ダブルシート」とは

高速バスを運行する会社の中には「ダブルシート」と呼ばれるプランを販売しているところがあります。
楽天グループ株式会社「楽天トラベル ダブルシート確約プラン特集」によると、「ダブルシート」とは、通常の4列シートの片側2席を1人で利用できるプランのようです。といっても2人分の通常料金を支払って2席確保するのではなく、通常料金より安い追加料金を払って、座席を拡張するイメージです。
このプランだと2席分を自分の席にできるため、隣に知らない人が座ることはありません。また荷物が多めの場合でもスペースに余裕があるため、ゆったり移動しやすいでしょう。
なお利用方法は、バス会社の予約ページなどで「2席利用可」「ダブルシート」などと表記されている項目を選択します。
 

ダブルシートの利用料金

ダブルシートの利用料金はバス会社ごとに異なります。また利用日によっても料金が変わる場合があります。一例として、通常料金とダブルシート料金の値段を以下の条件で比較し、表1にまとめました。

・夜行バスを利用
・東京 発~関西 行
・2024年9月25日出発
・大人1名

表1

通常料金 2席を通常料金で確保する場合の料金 ダブルシート料金 バス会社A 6180円(トク割)
6680円(通常) 12360円(トク割)
13360円(通常) 9880円
(別途座席指定料発生) バス会社B 5300円 10600円 7800円

※筆者作成
どちらのケースにおいても、通常料金で座席を2席確保する場合と比較して数千円安くなります。
ただし、別途座席指定料金が発生するケースもあるため、最終的な金額についてはホームページで確認するか、バス会社に問い合わせる必要があります。
 

隣を気にせず高速バスに乗れるその他のプラン

ダブルシート以外にも、隣を気にせずに乗車できるプランがさまざまあります。例えばバスのシートタイプは、左右2列ずつの4列シートが標準的です。しかし隣座席との間に通路がある3列シートや2列シートなどのシートタイプもあります。
また3列シートの中には、片側に2席が隣り合わせになっていて、通路を挟んで反対側に1席設置されているタイプもあり、一人旅や友人との2人旅行など人数に合わせた選び方も可能です。
また4列シートの中にも、一定のプライバシーをたもてるタイプが登場しています。座席上部に頭を覆うフードが付いていて顔を見られずに済むタイプや、隣席との間に仕切りやカーテンが設けられているタイプなどです。
これらのシートタイプは、標準的なシートの料金より高い場合もありますが、快適性は高まるかもしれません。
 

ダブルシートなどのプランを使って高速バス旅を快適にしよう

ダブルシートを利用すると、2席分を自分の席として使えるため、隣の人を気にせずに旅行できます。
また座席間に通路がある2・3列シートや、プライバシーを確保しやすい工夫がなされたシートを使うことでも、旅の快適性を少なからず上げられるかもしれません。
ただし料金は通常料金より割り増しになる可能性があるためご注意ください。
 

出典

楽天グループ株式会社 楽天トラベル ダブルシート確約プラン特集
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー