女優の菜々緒が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『無能の鷹』(10月11日スタート 毎週金曜23:15〜※一部地域除く)の新たな出演者が6日に発表された。

『無能の鷹』新たな出演者発表=テレビ朝日提供

○■新感覚お仕事マンガ『無能の鷹』を実写ドラマ化

女性コミック誌『Kiss』(講談社)で連載中のはんざき朝未氏によるコミック『無能の鷹』を実写化する今作は、菜々緒が、超有能そうな見た目なのに実は衝撃的に無能な鷹野ツメ子を演じる超・脱力系お仕事コメディ。鷹野と同期であり、ひよわすぎる新入社員・鶸田道人を演じる塩野瑛久、優しいばかりに常に損をして、鷹野の指導係まで押し付けられた会社の歯車代表・鳩山樹を演じる井浦新、恐ろしく要領がよく根回しの鬼として名高い“憑依型サラリーマン”雉谷耕太役・工藤阿須加、野望と愛欲にまみれた“会社員ver黒革の手帖”を操る社内CIA・鵜飼朱音役・さとうほなみ、ありがとうとごめんねが言えない老害部長・朱雀又一郎に扮する高橋克実も出演する。

○■菜々緒演じる鷹野を取り巻く新たな出演者発表

クセ者ぞろいの開発部の部長として部下たちを、疲弊しながらドライにまとめる人徳者・鴫石郁(しぎいし・いく)に扮するのは安藤玉恵。ドラマ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(21年/NHK)の阿佐ヶ谷姉妹・木村美穂役や東京ガスのCM『母の推し活』編(23年)ほか、この夏公開の映画『ラストマイル』(24年)でもキーパーソンを演じて豪華レッドカーペットイベントにも挑み、数多くの作品で物語をピリッと引き締める名優として知られている。

そして「ダル……」が口癖の自由人、鵜飼と同期の開発部エンジニア・鵙尾弓(もずお・ゆみ)を演じるのは土居志央梨。連続テレビ小説『おちょやん』(20年/NHK)、大河ドラマ『青天を衝け』(21年/NHK)などの作品でも個性を披露し、連続テレビ小説『虎に翼』(24年/NHK)で男装の女性弁護士・山田よねを演じて大ブレイク中の彼女が、よねさんから“大胆イメチェン”してオレンジヘアのだるだるエンジニアに変身!?

さらに、開発部に所属する金髪×長髪×ちょびひげの変人エンジニアで、口癖は「人生はロックだよ」。いつもギターを弾いたりヨガをしており、芸能人の友達が多い、自称“あれおれ男”で、SNSの投稿が絶妙にイタい鵤流星(いかるが・りゅうせい)を宮尾俊太郎が演じる。宮尾は世界的なバレエダンサーでありながら、『アンチヒーロー』(24年/TBS系)、舞台『未来少年コナン』(24年)などで、シリアスからコメディまでを演じ分ける俳優として実力を披露。2025年に放送予定の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』への出演も決定している。

鷹野と鶸田の同期で、“あざとすぎる”人事部・烏森皇子(からすもり・おうじ)役には永田崇人が決定。東京ワンピースタワー内で行われていた『ONE PIECE LIVE ATTRACTION』で初代モンキー・D・ルフィ役を務め、俳優デビューを果たし、『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』(24年/テレビ朝日系)では山南敬助役で切腹シーンを熱演して話題沸騰、そのほか、ドラマ・舞台・映像・音楽と幅広く活躍する大注目の若き偉才が、空気を読み、人に愛される立ち位置を確保することに長けているあざとすぎる人事部社員で、入社早々会社のキーパーソンを抑えるために、社内人物相関図を作成するなど、新入社員にして激しい計算にまみれた、末恐ろしい男・烏森を演じる。

さらに、営業部所属で、圧倒的社畜であり忖度の神として営業部に君臨する梟井重蔵(ふくろい・じゅうぞう)役を『おっさんずラブ』シリーズ(テレビ朝日系)や『unknown』(23年/テレビ朝日系)にも出演した鈴木理学、同じく営業部所属で、いつもポジティブすぎて逆にピュアハラスメント体質・白鳥京香(しらとり・きょうか)役を『アンメット ある脳外科医の日記』(24年/フジテレビ系)での号泣熱演が記憶に新しい相馬有紀実が演じる。

『無能の鷹』の30秒ティザー映像は、現在TVerで先行配信中。6日のテレビ朝日系ドラマ『伝説の頭 翔』最終回内では、地上波初放送される。

○■安藤玉恵(鴫石 郁役)コメント



今作のタイトルを初めて見た時は「ちょっと怖い物語なのかしら?」と思ったのですが、痛快なコメディで「よし、現場、めっちゃ楽しもう!」と思いました。また鴫石は、初の女性部長という肩書きなので、幾重にも重なる思いがありそうだと思っています。

原作や台本を読んだ感想は「痛快」です! 画を想像して笑いながら読み進めました。とても現代的な話でもあるので、知らないイマドキの単語も出てきたりして、勉強にもなっています。

撮影現場はとても楽しいです! この度、初めましての方も多いのですが、キャラクターがはっきりしているので、それを踏まえていろいろと遊べそうだなあなんて思っています。また、若いスタッフさんに囲まれて、空気が新鮮だと感じています。

鷹野という人物との出会いは、私もそうだったように、視聴者の皆さんにとっても最高なものになるはずです。どうぞご期待ください!

○■土居志央梨(鵙尾 弓役)コメント



『無能の鷹』への出演が決まったときは、キャストの皆様が素敵な方ばかりで、その一員として作品に参加出来るのがとてもうれしかったです。原作も台本もとにかく面白くて、声を出して笑いながら読みました。「この会社、私も入社したいなぁ」と(笑)。それぞれのキャラクターが愛おしくて、次の台本をいただくのが待ちきれないです!

まだ2日ほどしか撮影に参加できていないのですが、菜々緒さんはじめキャストの皆様もスタッフの皆様もとても温かく楽しい現場です。ここ一年、ずっと黒髪ショートだったので、ウィッグ姿の自分を見るたびにまだ若干「誰……?」となりますが(笑)、ここから鵙尾と仲良くなっていくのが楽しみです。ヘンテコかわいい衣裳も気に入ってます!

日々お仕事や家事や育児や勉強など、本当にお疲れ様です! 金曜日の夜、少しだけ肩の力が抜けるような、人生ってなんだかんだ面白いかもと思えるような、そんな時間をお届けできれば良いなと思いますので、リラックスしてお楽しみください!

○■宮尾俊太郎(鵤 流星役)コメント



テレビ朝日のドラマは初めて出演させていただく事なので、出演の話を聞いたとき、うれしかったです! 初めてのチームとの出会いが楽しみです。また私が演じる鵤は、強烈なビジュアルで、新境地が開ける予感です!

この作品は頑張りすぎていたり、自分で気が付かないけど、心が限界を迎えていたり、そんななにか窮屈な思いをしてる方々が、思いっきり力が抜けてしまうような作品だと思います。誰もが抱えていそうな問題を持つ、個性的で愛おしいキャラクター達をぜひ楽しみにしていてください。

出演者の皆様とありそうでない、なさそうである世界観を作って行きたいですし、今までにないドラマだと思います。皆様に『無能の鷹』を楽しんでスッキリして頂けますように!!

○■永田崇人(烏森皇子役)コメント



心から、こういう笑って元気が出る作品を待ち望んでいました! 個人的にこの作品が好きすぎて、それはそれで、プレッシャーにも感じております。この作品が1ミリでも面白くなるように、微力だと思いますが、尽力したいと思います。

原作と台本を読ませていただいて、とにかく、声を出して何度も笑い転げました。嘘じゃないです。言葉通り、転げました。とにかく鷹野がチャーミングで、周りのキャラクターたちもどこか可笑しくて。みんな「何やってんだよ!」とツッコミながらも、気づいたら心が温かくなっていて、“明日も頑張ろう”という気持ちにさせてくれる原作であり、台本だと思います。

はじめてチームの皆様にお会いした機会が衣装合わせだったのですが、俳優人生で最も、居心地の良い衣装合わせでした。あんまり霊感がある方ではないですが、なんだかお花畑のようなオーラで包み込まれた気がしました(笑)。

現場でも皆で笑い合いながら撮影が進んでいて、とても楽しいですし、個人的には塩野くんとは歳も近くて、すごく久しぶりに会うのに、気づいたら将来の話までしていました(笑)。

日々、目一杯生きている同志の皆様! 一旦ストーップ!! 毎週1時間だけでもいいので、この作品を観て、肩の力を抜きましょう! 題して“無能の鷹活動”略して、“鷹活”しましょう。完璧が全てじゃない。失敗だってする。そんな、メッセージが届くことを祈っています。