板倉滉、川崎F”後輩”高井幸大との競争を歓迎「堂々とデビューしていた」「まだまだ負けられない」

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 日本代表は5日、『FIFAワールドカップ26アジア最終予選』の第1節で中国代表と対戦し、7−0で勝利。試合後、日本代表DF板倉滉がメディア取材に応じた。

 安定感のあるプレーで7得点無失点での大勝に貢献した板倉は、試合を振り返り、「押し込む展開が続いていたので、なおかつ周りの選手も、周りを見ながらプレーしてくれていたので、あとはリスク管理のところ、一発でやられないように意識してプレーしていました。みんなが周りを見ながらやった結果が7得点につながったと思うので、攻守において良かったと思います」と充実感を滲ませた。

 日本代表の森保一監督は、大事な初戦で「3−4−2−1」の布陣を採用。ウイングバックには左が三笘薫、右が堂安律と攻撃的な選手を配置した。3バックの右側で起用された板倉は、攻撃的なウイングバックについて、「(久保)建英と(堂安)律が2人とも左利きということで、右利きとは違って中への楔のパスが入れやすいと思うし、今回はそんなに低い位置に立っていることはなかったけれど、押し込まれる展開になると、また律の左足を上手く使えるようになってくると思います」と語り、「ただ、今日は基本高い位置でプレーしていたので、そこまで“ウイングバック感”はなかったかなと思います」と試合を振り返った。

 なお、先発出場した板倉は71分に、川崎フロンターレに所属するDF高井幸大との交代でベンチに下がった。同じ下部組織出身である“後輩”のデビューを送り出す形になったことについて、板倉は「(高井が)フロンターレでも、アンダー代表でも素晴らしい活躍をしているのは知っていました。この前20歳になったばかりで1キャップを記録したということで、自分と同じポジションでもあるので、まだまだ負けられないなという思いでやっています。今日も堂々とデビューしていたし、いつも通り落ち着いたプレーをできていたと思うので、お互い良い競争をして次へ向かいたいなと思います」と、“先輩”としての優しさを覗かせながらも、“ライバル”としての競争を歓迎した。

 初戦で大勝した日本は、9月10日(火)25時〜(11日 1時〜)からアウェイでバーレーン代表と対戦する。板倉は「リスク管理のところ、特にボールを奪われた後の切り替えの早さは良かったと思うし、ディフェンス陣が良かっただけではなく、前の選手が戻りの早さが際立っていたと思う。こういう試合を続けていかないといけないと思います」と次戦を見据えた。


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