日本代表復帰の伊東純也、中国戦で大活躍後の一問一答「本当に悔しい時間もありましたけど…」

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5日に始まったワールドカップのアジア最終予選。日本代表は初戦で中国と対戦し、ホームで7-0の大勝を収めた。

今年1月のアジアカップ以来となる代表復帰を果たした伊東純也は、63分から三笘薫に代わって出場すると、30分ほどの時間で1ゴール2アシストを記録してみせた。

とくに77分、チーム5点目となるゴールを決めた場面では、多くのチームメイトがこの日一番とも言える喜びようで伊東を祝福。スタジアムも大歓声に包まれた。

その後も前田大然と久保建英のゴールをアシストし、復帰戦に華を添えた伊東。試合後の囲みでの一問一答は以下の通り。

――最初に名前をコールされたときから会場はすごい盛り上がりでした。

やっぱりモチベーションが上がりましたし、うれしかったです。ゴールを取ってやろうと本当に思っていました。

――ゴールを決めるとチームメイトがみんな駆け寄ってきて祝福。

喜ぼうと思ったらもうみんなが周りにいたので(笑)。でも本当に、さっき映像で見たんですけど、ベンチのメンバーもめちゃくちゃ喜んでくれていました。チームメイトも、スタジアムの皆さんも喜んで、本当に良かったなと思います。

――復帰としては最高の舞台になった?

そうですね。入る前からいい流れだったのでそこに乗り遅れないようにというところで、うまく入れたかなと思います。

――(ゴール後)スタンドに頭を下げていたように見えた。

自然に出たんですけど…本当にありがとうございましたという。きょうの声援だったり、そういう空気があったんじゃないかなと思います。意図的にというか自然に出ました。

――それはやっぱり、自分が苦しかったときも信じてくれていた人が多かったという?

それもそうですし、きょうの声援もそうです。本当になんか自然と出ました(笑)。

――反応は思っていた通り?それとも思った以上に?

思った以上に声援はすごかったと思いますし、うれしかったですね。

――いろいろ言われるんじゃないかとも思っていると語っていたが、全然そんなことはなかった。

応援してくれている人のほうが多いと思っているので、それに応えるだけかなと思います。

――プレー面では、ゴールもアシストも決めました。

スムーズに入れましたし、連係の部分もうまくできたと思います。アシストになったクロスも狙い通り。

(前田)大然ならあそこへ入ってくるだろうというところをうまくできました。

――最後には久保選手へアシスト。

自分で打とうと思ったんですけど、タケが本当にずっと叫んでいて(笑)。試合後に言ったらやっぱり「自分もゴールを取りたかった」と言っていました。

自分が打ったら確率的に(相手に)当たるなと思ったので、タケに落として、任せてみようかなと思ったら入ったんで(笑)。あのアシストはラッキーというか、タケのゴールです。

――どんなふうに叫んでいた?

(久保の声真似をしながら)「純也くん!純也くん!純也くん!」と言っていました(笑)。

めちゃくちゃ聞こえていて、結構高いボールで上がってきてトラップしてシュートを打とうと思ったんですけど、タケの声がすごかったんで、これは落とそうかなと思って。

ちゃんと決めてくれたので本当に良かったです。

――いま、苦しかった時間をどう感じている?

本当に悔しい時間もありましたけど、チームでうまくやって、代表ではうまくコミュニケーションを取っていたので、最終予選からしっかりやるとなっていたので、そこをしっかりできればいいかなと思っていました。

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――今回の代表選出から試合まで、一番気持ちが動いた瞬間は?

やっぱりゴールを取ったときは本当にうれしかったです。今までよりも周りの人たちが喜んでくれたので、より自分もうれしかったなというのはあります。