日本代表は5日、北中米ワールドカップアジア最終予選の初戦で中国代表と対戦する。午後7時35分のキックオフを前にスターティングメンバーが発表され、MF三笘薫(ブライトン)、MF久保建英(ソシエダ)らを先発に並べ、3バックを採用した。

 システムは6月シリーズで試行した3-4-2-1を継続。GK鈴木彩艶(パルマ)が3月の北朝鮮戦以来の先発を果たし、3バックは左からDF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)、DF谷口彰悟(シントトロイデン)、DF板倉滉(ボルシアMG)の並びとみられる。両ウイングバックは三笘、MF堂安律(フライブルク)の攻撃的布陣。ダブルボランチはMF遠藤航(リバプール)とMF守田英正(スポルティング)が組み、シャドーは左がMF南野拓実(モナコ)で右が久保。1トップにFW上田綺世(フェイエノールト)が入る。

 初招集で前日4日に20歳の誕生日を迎えたばかりのDF高井幸大(川崎F)が初のベンチ入り。試合登録枠は23人のため、初招集のDF望月ヘンリー海輝(町田)の他、DF長友佑都(FC東京)、MF旗手怜央(セルティック)、FW細谷真大(柏)がベンチ外となっている。

 対戦相手の中国はFIFAランキング87位(日本は18位)。過去の対戦成績は15勝8分7敗だが、2000年代以降は14戦無敗(8勝4分)となっている。直近の対戦は国内組で臨んだ2022年7月のEAFF E-1選手権で0-0のドロー。その前は前回のカタールW杯最終予選で2度対戦し、中立地ドーハ開催のアウェー戦で1-0の勝利、ホーム戦で2-0の勝利を収めている。

 最終予選の初戦は日本にとって一つの鬼門。過去のロシアW杯予選はUAE、カタールW杯予選はオマーンに敗れており、勝利すれば3大会ぶりの白星発進となる。

<出場メンバー>

[日本]

▽先発

GK 1 鈴木彩艶

DF 3 谷口彰悟

DF 4 板倉滉

DF 16 町田浩樹

MF 6 遠藤航(Cap)

MF 5 守田英正

MF 8 南野拓実

MF 10 堂安律

MF 7 三笘薫

MF 20 久保建英

FW 9 上田綺世

▽控え

GK 12 大迫敬介

GK 23 谷晃生

DF 2 菅原由勢

DF 22 中山雄太

DF 21 高井幸大

MF 14 伊東純也

MF 15 鎌田大地

MF 17 田中碧

MF 13 中村敬斗

FW 11 前田大然

FW 18 浅野拓磨

FW 19 小川航基

▽監督

森保一

(取材・文 竹内達也)