不来方賞をサンライズジパングで勝利した武豊騎手 (C)Yushi Machida

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 9月3日、盛岡競馬場で行われた交流G2・不来方賞(ダ2000m)は、JRAのサンライズジパングが快勝。ダート路線の改変で初めてJRA馬が参戦して行われた。岩手の雄、フジユージーンは4着に敗れた。

1着 サンライズジパング
武豊騎手
「非常にいいレースが出来て嬉しいです。馬のコンディションはすごく良かったですね。レースに行って癖があるというか、難しい馬でその辺は気にはなっていました。ダートでも芝でも力を出せれば走ってくれるので、ダートも問題ないと思っていました。もっと苦しいパターンも想定していたんですが、思っていたよりはポジション取れたので、ついていけないことを覚悟していましたが、良いところで流れに乗れましたね。最後は必ずいい脚を使ってくれる馬なので、直線向いた時にはなんとかなるかなと思いました。まだ未完成な部分が多くて、今は素質で走っている段階でまだまだ強くなれると思います。盛岡で久しぶりに勝てて僕自身も嬉しいですし、一昨日までなんて読むレースかわかりませんでしたが勝てて嬉しいです(笑)」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 9月3日、盛岡競馬場で行われた10R・不来方賞(Jpn2・3歳・ダ2000m)は、武豊騎乗の2番人気、サンライズジパング(牡3・栗東・音無秀孝)が快勝した。3馬身差の2着に1番人気のカシマエスパーダ(牡3・美浦・鈴木慎太郎)、3着に4番人気のサトノフェニックス(牡3・栗東・西園正都)が入った。勝ちタイムは2:03.2(稍重)。

 3番人気で村上忍騎乗、フジユージーン(牡3・岩手・瀬戸幸一)は、4着敗退。

【写真】武豊サンライズジパングが鮮やかな差し切りV…不来方賞キズナ産駒
不来方賞・サンライズジパングと武豊騎手 (C)Yushi Machida

 武豊騎乗の2番人気、サンライズジパングが鮮やかな差し切りを決めた。レースでは断然人気のカシマエスパーダがハナを切る展開に。やや前がかりの展開で、サンライズジパングはそれらを見るように3、4番手付近を追走していた。向こう正面では積極的に押し上げて行き、3、4コーナーでも外目を進出。カシマエスパーダを射程圏に入れていくと、直線でも力強い伸び脚で外からねじ伏せた。ゴール前では鞍上の武豊騎手も小さくガッツポーズを繰り出して、会心の勝利だった。このレースの1着馬にはジャパンダートクラシック(10月2日・大井・交流G1・ダ2000m)への優先出走権が与えられる。

サンライズジパング 9戦3勝
(牡3・栗東・音無秀孝)
父:キズナ
母:サイマー
母父:Zoffany
馬主:ライフハウス
生産者:追分ファーム

【全着順】
1着 サンライズジパング 武豊
2着 カシマエスパーダ 田辺裕信
3着 サトノフェニックス 和田竜二
4着 フジユージーン 村上忍
5着 ブラックバトラー 落合玄太
6着 サクラトップキッド 高橋悠里
7着 パッションクライ 山本聡哉
8着 バウンスライト 高松亮
9着 ベルベストランナー 西啓太
10着 マルーントリック 佐々木志音
11着 タイセイミッション 横山武史
12着 ルボートン 関本玲花