とちぎテレビ

2023年に開業したLRT・ライトラインの運営会社などに3日、公共交通事業に貢献したとして福田富一知事から感謝状が贈られました。

表彰を受けたのはライトラインの運営会社・宇都宮ライトレールと、中尾正俊常務取締役です。3日には県庁で福田知事から、団体表彰の代表として宇都宮ライトレールの高井徹社長と、個人表彰の中尾常務に感謝状が手渡されました。

この感謝状は、バス・鉄道などの公共交通の運営に携わる団体や個人に対して、県が感謝の意を表すもので、表彰するのは今回が初めてだということです。

福田知事はライトラインについて、全国から関心が高く、海外からも多くの人が視察に訪れていることに触れ、「県民に誇りをうえつけくれることにもなった」と述べました。また「西側への延伸にも大きな期待が寄せられている」と話し「これからも安全な運行を心がけ、たくさんのお客様を乗せてください」と激励しました。

高井社長は、「社員の6割から7割は移住してきた。感謝状は頑張った社員たちの励みになると思う」と感謝を述べました。

一方、中尾常務は広島県広島市で路面電車の運行に長年携わり、これまでに培った経験を宇都宮ライトレールに生かしてきました。福田知事は「これまでの経験を約15キロの新設路線(ライトライン)に生かしてもらい、心から感謝を申し上げる」と敬意を表しました。

(団体表彰された宇都宮ライトレール 高井徹社長)

「開業までの苦難もありましたが、その苦難や(開業後の)この1年の努力が報われるような気持ちで大変感謝しています」

(個人表彰された 中尾正俊常務)

「びっくりすると同時に感激しています。市民の皆様と一緒になって知恵を拝借しながら改善すべきところは改善して、より便利な都市交通にしていきたい」