8月22日(水)、大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。毎日新聞の「自民党の総裁選 「政治とカネ」忘れたのか」という社説や朝日新聞の「立憲・江田憲司氏、代表選立候補に意欲 自身グループから要請受け」という記事を取り上げ、大竹がコメントした。

「政治とカネ」の問題にどう取り組むのか。党を再生するというのであれば、その姿勢と道筋を示すことが先決だ。

そもそも、首相が再選不出馬に追い込まれたのは、派閥裏金事件への対応が迷走し、国民の政治不信が高まったためだ。

いち早く出馬表明した小林鷹之前経済安全保障担当相は「新たな自民党に生まれ変わる。脱派閥選挙を徹底する」と訴えた。だが、記者会見の様子や発言からは、金権体質のうみを出し切る覚悟はうかがえない。

総裁を目指す他の議員にも、政治資金問題に正面から向き合う姿勢は見えない。これでは国民の信頼回復はおぼつかない。

事件が表面化して以来、党内から改革を求める動きは乏しい。衆院議員の任期満了が来年秋に迫る中、不信の目は党全体に向けられている。

裏金事件をうやむやにしたままでは、選挙目当てで「顔」をすげ替えるだけだと国民から見透かされる。求められているのは、開かれた論戦を通じて党改革の本気度と政策の中身を競い合うことだ。

社説「自民党の総裁選 「政治とカネ」忘れたのか」より

大竹「この毎日新聞の社説だけど、その中でいち早く出馬表明をした小林さんは「新たな自民党に生まれ変わる。脱派閥選挙を徹底する」というふうに訴えたんだよね。だけど、この会見には組織的に裏金を作っていた安部派から支援する中堅・若手が多数同席した。党の処分を受けた議員もいる。大丈夫ですか?新たな自民党に生まれ変わるというからには、今までの自民党じゃないよと言っているわけですけど、そう言いつつも同席した議員たちは裏金問題をたくさん引きずりながら、ここに出席しているっていう話ですよね。新聞は厳しく、政治資金問題に正面から向き合う姿勢は見えないと厳しい言葉で追求してる社説ですね」

 

また、立憲民主党の代表選についても同じように取り上げた。こちらは候補の選出にも高い壁があるという。

砂山アナ「自民党は11人出るということですけど、朝日新聞によると立憲民主党の代表選は推薦に20人若手に高い壁とあります。別の記事では出馬要請を受け江田氏が意欲とありますが、立憲民主党の代表選をめぐって、江田元代表代行が率いるグループが国会内で江田氏の立候補を要請したという中での江田氏のコメントですけど、「女性や若手も含め、いろいろな人が出て論戦し、自民党総裁選に負けない代表選にしなければならない」と記者団に語ったとあります。ただこの立憲民主党の場合、20人というのが非常に集まるのが大変で、たくさんの人が出ることは事実上難しいという代表選になっています」

大竹「立憲民主党は事実上人数が少ないわけだから、選挙になったらどこかの党と共闘したり、いろんなことをしなくちゃいけないと思うんだけども、党の中で、あそこの党と共闘するとか、あそこの党とは共闘しないとか意見がちょっと割れてるみたいな感じがするよね。もうちょっと大きな目で党の外、内を見つめてちゃんと対抗する姿勢をしっかり示すことの方が大事だよなと俺は思ってるんだけど、そして、そのニュースをメディアもちゃんと取り上げる。そういうふうにしないと与党と野党の力は拮抗していかないなあと俺は思ってんだけどね」