“大谷翔平超え”天才25歳はド軍移籍か 米記者が分析、西の名門に「行きたがっている」
打率.300、34本塁打、OPS1.033と打撃好調…オフに初のFAを迎える
今オフFAの大スターを巡る去就が徐々に騒がしくなってきた。ヤンキースのフアン・ソト外野手の移籍先を米識者がランキング形式で予想。「とても魅力的なチームだ。スター選手たちはそこに行きたがっている」とし、ドジャース移籍の可能性を報じている。
オフに26歳を迎えるソトはシルバースラッガー賞4度を誇る強打者。パドレスから今季ヤンキースに加入すると、年俸3100万ドル(約45億円)で契約に合意した。年俸調停権を持つ選手としては、大谷翔平投手(当時エンゼルス)の3000万ドル(約44億円)を抜き、史上最高額となった。
今季は121試合に出場し、打率.300、34本塁打、87打点、OPS1.033と、名門の重圧なく猛打を披露している。今オフのストーブリーグ最大の目玉として、数多くの米メディアのFAランキングでは堂々1位にランクイン。米スポーツ局「MLBネットワーク」公式X(旧ツイッター)に登場した、米紙「ニューヨーク・ポスト」ジョン・ヘイマン記者は来季の移籍先候補5球団を上げている。
ヘイマン氏は「私の予想はオオタニに金を費やすことをいとわないチームに大きく傾いている」として5球団を選出。5位にはブルージェイズで、確率は4%と同氏。4位にはここ数年、スターを狙いながら逃してきたジャイアンツを挙げ「彼らはオオタニに賭けるつもりで、ハーパーもそうだ。トレードでソトも狙っていたが叶わなかった」と、過去の傾向からあり得るとしている。
そして3位には大谷が所属するドジャースを挙げた。「とても魅力的なチームだ。スター選手たちはそこに行きたがっている。彼らは資金も豊富で、上限もわからない。1/15(6.7%)の確率だ」。2位は金満オーナーのメッツ、そして1位に「引き留められる確率は五分五分(50%)」としてヤンキースを選出した。「称賛や伝統、場所もだし、彼の後ろにはアーロン・ジャッジのバッティングがある。彼は今、基本的にすべてのカテゴリーで2位にいて(1位はジャッジ)、ジャッジがいることが大きなプラスになる」と、ヤンキース残留には多くのメリットがあると分析した。
ソトの獲得には総額5億ドル(約733億円)以上が必要とも言われている。果たして天才打者はヤンキース残留か、それとも新天地に移籍するのかーー。ストーブリーグの主役になることは間違いない。(Full-Count編集部)