新潟2歳Sに出走予定のスターウェーブ(撮影:下野雄規)

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 現在の条件に変わった2002年以降に連対した44頭中、後にクラシックを勝つのは13年1・2着のハープスターとイスラボニータのみ。昨年はアスコリピチェーノが阪神JFを勝ち、桜花賞でも2着したが、基本的には夏の2歳重賞において唯一直線が長いコースで施行されることから、将来を嘱望される馬の最初の目標になることも少なくはないものの、将来性より早熟性がものをいうレースだ。

1.前走上がり2位以内

 過去10回で、前走の上がり3ハロンタイムが1位だった馬は[8-6-4-52]、2位だった馬は[2-3-6-22]なのに対し、3位以下だった馬は[0-1-0-34]。

2.小柄な馬は苦戦傾向

 過去10回で、馬体重が439kg以下だった馬は[1-0-1-30]で複勝率6.3%しかない。体重が比較的軽い馬と言えば仕上がり早で走ってきそうな印象を持つこともあるが、このレースに関してはあまり強調できない。

3.ゆとりのあるローテ

 過去10回で、中1~3週の馬は[5-1-1-43]。勝ち馬は出ているが、複勝率は14.0%しかない。対して、中4~8週の馬は[3-6-6-48]で複勝率23.8%、中9週以上は[2-3-3-18]で複勝率30.8%。ゆとりを持ったローテーションで挑んでくる馬の方から軸を選ぶ方が良さそう。

 スターウェーブは東京芝1400mの新馬戦を上がり順位1位の脚で快勝。馬群の狭いところを割ってきたように、2歳馬離れした根性もある。ゆとりのあるローテーションも理想的で、馬格もある。完成度が高そうで、ここも勝ち負け必至だろう。