1年3カ月ぶりのコンビ結成となるオオバンブルマイと武豊騎手(c)netkeiba

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 世界の名手の前で、日本のレジェンドが意地を見せるか。武豊騎手がオオバンブルマイ(牡3、栗東・吉村圭司厩舎)で、キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)の初制覇を狙う。

 武豊騎手はこれまでキーンランドCに9回参戦。20年にはダイアトニック、21年にはメイケイエールで1番人気に支持されたが、それぞれ15着、7着に敗退。19年のリナーテでの3着が最高着順となっている。

 今年のパートナーはオオバンブルマイだ。武豊騎手が騎乗して、昨春のアーリントンCが1着、NHKマイルCが3着。そして秋には豪州のゴールデンイーグルに参戦する。武豊騎手はケガのため騎乗できなかったが、現地のパー騎手とのコンビで鮮やかに差し切り。1着賞金5億円のビッグレースを制したことで一躍、その名が世界に知られることとなった。今年2戦は豪G1のドンカスターマイルが13着、香港G1のチャンピオンズマイルが10着と結果を残せていないが、GIIIなら実績上位は間違いない。

 武豊騎手は昨年のNHKマイルC以来、1年3カ月ぶりのタッグとなる。ワールドオールスタージョッキーズと同じ週の開催とあって、世界の名手も多く参戦する一戦。パートナーの持ち味を引き出し、多くのファンを「さすが武豊!」と唸らせてほしい。