W杯・五輪と国際舞台で躍動!モロッコ代表の若手有望株3名

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Qolyアンバサダーのコラムニスト、ロイすんによるレポートをお届けします。

カタールワールドカップではアフリカ勢初のベスト4に進出し、パリ五輪では史上初の銅メダルを獲得するなど、近年国際舞台で結果を残している「モロッコ代表」。

若手の育成と、ブラヒム・ディアスやアミン・アドリのような国籍変更による強化を上手く両立させており、2年後の北中米ワールドカップでは、さらなる飛躍も狙えるだろう。

今回はそんなモロッコ代表に注目し、将来性豊かな3人の若手有望株を紹介していく。

シャディ・リアド

生年月日:2003年6月17日
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)

昨シーズンのモロッコでもっとも評価を高めた若手の1人が、今季から鎌田大地と一緒にクリスタル・パレスでプレーする、センターバックのシャディ・リアドだろう。

バルセロナの下部組織で育ったリアドは、出場機会を求めて昨夏ベティスに加入。当初はセンターバックの4番手とされていたが、ルイス・フェリペの移籍やマルク・バルトラの怪我もあり、レギュラーに昇格。1月のアフリカネイションズカップにもメンバー入りした。

速さはないが左利きで足元の技術が高く、ビルドアップ時の安心感は抜群。プレミアで揉まれれば一気に大化けも。

アダム・アズヌ

生年月日:2006年6月2日
所属クラブ:バイエルン(ドイツ)

リヤドと同じバルセロナのカンテラ出身でいうと、バイエルンがその才能に惚れ込んだアダム・アズヌも、将来が楽しみなタレントの1人。

ジョルディ・アルバやアレハンドロ・グリマルド、マルク・ククレジャらを輩出したラ・マシア産レフトバックで、バイエルンのプレシーズンではトップチームに帯同しており、ブンデスリーガデビューの日もそう遠くはないだろう。

プレースタイルはスピードで圧倒するというより、テクニックで相手を惑わすプレーを得意としていて、サイドバックだけでなく、一列前や右ウイングで起用しても面白そうだ。

ニール・エル・アイナウイ

生年月日:2001年7月2日
所属クラブ:RCランス(フランス)

激しいチャージでボールをかっさらうだけでなく、ボールコントロールも非凡なRCランスのファイター。

シーズン中盤からレギュラーに定着すると、昨季ブレイクしたサリス・アブドゥル・サメド以上の活躍を披露。サウジアラビアに去った主将セコ・フォファナのダメージを最小限に抑えた。

モロッコの中盤はソフィアン・アムラバトを筆頭に実力者揃いだが、アゼディン・ウナヒ、イスマエル・サイバリらと、スタメンを争うだけの能力をエル・アイナウイも秘めている。

ライター:ロイすん
フランスW杯以降を海外サッカーの魅力にハマり、観戦歴は20年以上に。 
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