●Zen 5ベースのRyzenがついに解禁

Zen 5を採用する新世代Ryzenがデビュー

AMDより、新世代CPU「Ryzen 9000」シリーズが登場、発売が開始された。4nmプロセスの新アーキテクチャ「Zen 5」を採用、IPCが最大約16%向上したという。まず登場したのは、8コアの「Ryzen 7 9700X」と6コアの「Ryzen 5 9600X」で、価格は71,000円前後と55,000円前後。Ryzen 9の2モデルについては、未入荷となっている。

AMDの「Ryzen 7 9700X」。TDPは65Wに抑えられており、使いやすいだろう

「Ryzen 5 9600X」。こちらも65Wで、両モデルともCPUクーラーは付属しない

ソケットは、従来のRyzen 7000シリーズと同様にAM5を採用。今回、新チップセット「X870E」「X870」のマザーボードは同時発売されなかったが、現行の製品が利用できる(対応BIOSは必要)。両モデルの性能については、大原氏によるベンチマーク記事が掲載されているので、詳しくはそちらをご覧いただきたい。

【ベンチマーク記事】

Ryzen 5 9600X & Ryzen 7 9700Xを試す - Zen 5の先駆け、処理性能と電力効率は明確に優秀

https://news.mynavi.jp/article/20240807-3000871/

SFXサイズで最大1000WのPlatinum電源

Corsairの「SF Platinum ATX 3.1」は、80 PLUS Platinum認証のSFX電源だ。ATX 3.1に対応し、12V-2x6コネクタを標準搭載。コンパクトなSFX電源ながら、最新のグラフィックスカードが利用できる。変換ブラケットが付属し、ATX電源のスペースにも設置可能だ。750W/850W/1000Wの3モデルがあり、価格は32,500円前後〜44,500円前後。

Corsairの「SF Platinum ATX 3.1」。フルモジュラータイプのSFX電源だ

流体軸受の9cmファンを搭載。日本メーカー製105℃コンデンサも採用した

ARGBファン付属で安価なmicroATXケース

Cooler Masterの「Elite 301」は、エアフローに優れるmicroATXケース。ARGBファンを標準で3つ搭載しながら、価格は9,500円前後とお買い得感がある。最長365mmのグラフィックスカードに対応するなど、拡張性も高い。カラーはブラックとホワイトの2色。またファンが付属しない「Elite 301 Lite」もあり、こちらは6,500円前後だ。

Cooler Masterの「Elite 301」。フロントには、大型の吸気グリルを備える

グラフィックスカードは最長365mm、CPUクーラーは高さ163.5mmまで対応する

1万円以下で買える高冷却ミドルタワー

Corsairの「480T Airflow Tempered Glass」は、多孔デザインのフロントパネルを採用し、エアフローに優れるミドルタワーケースだ。トップとフロントには36cmラジエータを搭載可能で、トップとボトムにはダストフィルタを備える。グラフィックスカードは、最長400mmに対応。ツクモでの価格は9,280円だ。

Corsairの「480T Airflow Tempered Glass」。安価だがファンは付属しない

ダストフィルタは簡単に着脱可能。トップは36cmラジエータにも対応する

●ハイエンドなROG PCが超小型NUCに

小型PC「NUC」にハイエンドのROGモデル

ASUSの「ROG NUC」は、机の上で使える小型ゲーミングPC。わずか2.5Lの本体には、GPUも搭載し、本格的なゲームが楽しめる。本体は縦置き/横置きに両対応し、縦置きスタンドが付属する。LANは、2.5GbE+Wi-Fi 6Eを搭載。価格は、Core Ultra 9+GeForce RTX 4070の「970」が355,500円前後、Ultra 7+RTX 4060の「760」が276,500円前後。

ASUSの「ROG NUC」。27×18×6cmというサイズで、置き場所には困らない

小型サイズながら、インタフェースは豊富。HDMIやDisplayPortを備える

なんと2画面を追加できるモバイル液晶

ITPROTECHの「LCD15HC-IPSDUAL」は、フルHDの15.6インチIPS画面をデュアル搭載するモバイル液晶。ノートPCでも簡単に3画面環境を構築できて、外出時の作業効率が向上するだろう。本体は折り畳み式で、持ち運びは容易。PCからの給電にも対応し、USBタイプCのケーブル1本だけで、PCと接続して利用できる。価格は54,000円前後。

ITPROTECHの「LCD15HC-IPSDUAL」。2画面を搭載し、縦表示などにも対応する

ヒンジは360°回転し、このように置くことも可能。対面のプレゼンなどで便利だ

ポインタを動かし続ける"だけ"の装置

アイネックスの「U20A-MMMVR」は、マウスのポインタを自動で動かし、PCのスクリーンセーバーやスリープの起動を防ぐというアイテムだ。本体に備えたターンテーブルが回転し、マウスに動いていると認識させる仕組み。ソフトのインストールは不要だ。ボール式マウスは非対応とのことなので注意したい。価格は3,700円前後。

アイネックスの「U20A-MMMVR」。ターンテーブル部分が、USB電源で回転する

このようにマウスを乗せて利用する。オフタイマー機能なども用意されている

Noctuaのファンが卓上扇風機に変わる?

Noctuaの「NV-FM1」は、12/14cmファンに対応するスタンド。360°回転のヒンジを備え、風向きを自由に変えることができる。オリオスペックでの価格は7,480円。また「NV-AA1-12」は、12cmファン「NF-A12x25」のエアフローを増幅できるというカバーで、こちらは2,580円。この2つを組み合わせれば、非常に強力な卓上扇風機になりそうだ。

Noctua「NV-FM1」の利用イメージ。ファンは付属しないので、別途用意する

さらに「NV-AA1-12」と組み合わせた場合。卓上扇風機としてはかなり強力だ