選手交代を告げる新井監督(撮影・市尻達拡)

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 「広島10−3DeNA」(12日、マツダスタジアム)

 広島が25年ぶりのリーグ優勝を果たした2016年以来の本拠地9連勝を飾った。新井貴浩監督はナインを称賛しながら、始球式を務めた俳優の鈴木福にも言及。「きれいなフォームでアウトコースにいい真っすぐね。ナイスボールだったと思います」と絶賛した。以下、新井監督の主な一問一答。

  ◇ ◇

 (テレビインタビューにて)

 −先発・玉村が前回に続きDeNA戦完投勝利。

 「ベイスターズ強力打線なんですけどもね、前回に引き続き素晴らしピッチングだったと思いますし、またコイシもね、石原もよくタマを引っ張っていると思います」

 −カード頭に若い投手が登板して白星。

 「これはすごく大きいですね。カード頭は若い投手が行っていることが多いと思うんですけどね。またイニングも投げてくれてますので彼らの成長をすごく感じますし、うれしいです」

 −三回にはビッグイニング。打って走ってカープらしい野球。

 「みんな良いバッティングだったと思いますね。つないでつないで、オールスターが明けてから後半に入ってから各打者がしっかり振れてきていますので、良いイニング、良い攻撃だったと思います」

 −坂倉は勝ち越し打に本塁打。この活躍は?

 「普通じゃないですか(笑い)」

 −普通?

 「前半戦すごく苦しんだと思いますけど、彼のキャリアで一番苦しんだと思いますけどね。それがあって後半戦があるんだと思います。今日も良いスイングでした」

 (ペン囲みにて)

 −中村奨にも一打。

 「ねえ。奨成いいバッティングだったね。昨日もヒットこそ出なかったけど、こっちから見てて反応だったり、見送り方だったり、スイングもそうだし、内容的なものは良かったんで今日も期待してスタメンでいってもらいました。ナイスバッティングだったと思います」

 −中村奨は今季3度目の昇格。前回との違い。

 「前回の時もそんなに悪くはなかった。チームの編成上、ピッチャーも野手もいろいろ登録もあって編成上、悪くて落ちた感じじゃなかった。『ファームに行ってしっかり頑張っておけ』ということで、映像とか見てて前回よりさらに良くなっていたから、ファームの報告も『奨成いいです』ときて、今回も期待して上げています」

 −俳優の鈴木福が始球式。

 「福くんはカープのことをずっと応援してくれているからね。またそういう始球式をしてくれた日に良いゲームで勝てて良かったと思います。ナイスボールだったねぇ。きれいなフォームでアウトコースにいい真っすぐね。ナイスボールだったと思います」