英3部バーミンガム・シティ移籍の横山歩夢【写真:Getty Images】

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鳥栖の21歳MF横山歩夢、英3部バーミンガム・シティ移籍が正式決定

 J1サガン鳥栖はFW横山歩夢の英3部バーミンガム・シティ移籍を発表。

 J3時代の活躍から着実にステップアップを遂げた21歳の逸材が、ついに海外挑戦を勝ち取った。イングランドでの飛躍に期待が膨らむ一方で、SNS上では横山が辿ったキャリアに改めて熱視線が注がれている。

 横山は2003年生まれのパリ五輪世代。残念ながら今夏の五輪メンバーから落選となったが、プロ4年目の今季はスピード豊かなドリブル突破からのチャンスメイクで特筆すべき活躍を見せ、リーグ戦24試合に出場し、5得点をマーク。その活躍ぶりが海外クラブの目に留まり、バーミンガム行きが正式に決まった。

 2021年に東海大高輪台高から当時J2の松本山雅FCへ加入し、プロデビュー。1年目は16試合に出場し無得点もチームがJ3に降格した翌年、リーグ戦で11得点(29試合出場)をマークすると昨年に鳥栖へステップアップ移籍し、自身初となるJ1の舞台に挑んだ。今季は切り札的な起用から徐々に存在価値を知らしめ、攻撃面で不可欠な駒に。直近の活躍ぶりは周知のとおりだ。

 海外クラブでの新たな挑戦が始まるなか、ファンからは若手タレントの人材流出を嘆く声も上がる一方で、注目の的となったのが短期間での急成長ぶり。J1でのプレーはわずか1年半という事実もあり、SNS上では「J3にいた選手が海外行くって夢ある」「イングランドに行けるとは…」と驚きの声も漏れた。

 同胞MF三好康児も所属するバーミンガムで3年契約を締結。「いい報告をできるように頑張ってきます!」と日本のファンへ別れを告げた若き逸材は、イングランドのファンを虜にできるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)