ソフトバンク向けと見られる5Gスマホ「A402ZT」が技適取得!写真はLibero 5G

Bluetoothの認証団体であるBluetooth SIGは1日(現地時間)、ZTEの未発表な5G対応スマートフォン(スマホ)「A402ZT」が2024年8月1日(木)付で通過していることを公開しています。Declaration Number(DN)は「Q302189」。さらにZTEが公開している「Open Source Notice」ではすでにA402ZTが登録されており、OSはAndroid 14をプリインストールしていることが示されています。

A402ZTは未発表な製品なので詳細は不明ですが、これらの認証情報やソースコードからチップセット(SoC)にはQualcomm製を採用していると推察され、型番規則からソフトバンク(携帯電話サービス「SoftBank」や「Y!mobile」)向けだと見られ、ZTEがソフトバンク向けに展開している「Libero」ブランドの次期製品だと思われ、これまでのラインナップや認証のタイミングなどから次期スタンダードスマホ「Libero 5G V」(仮称)なのではないかと予想されます。


ZTEではソフトバンク向けにLiberoブランドを展開しており、これまでに「Libero(型番:003Z)」や「Libero 2(型番:602ZT)」をはじめとした多くの機種が投入され、特にここ数年はスタンダードモデルとなる「Libero 5G」シリーズが好調で、初代「Libero 5G(型番:A003ZT)」が2021年4月、「Libero 5G II(型番:A103ZT)」が2021年11月、「Libero 5G III(型番:A202ZT)」が2022年12月、「Libero 5G IV(型番:A302ZT)」が2023年12月に発売されています。

そうしたことから順当なら今年も年末頃に次期モデルとなるLibero 5G Vが発売されると予想されるため、認証のタイミングとしてはA402ZTがLibero 5G Vに相当する可能性は高いと思われます。ただし、ZTEでは過去にソフトバンク向けに「シンプルスマートフォン」や「あんしんファミリースマホ」などのシニア向けスマホを納入していたりもしますし、直近ではLiberoブランド初のフォルダブルスマホ「Libero Flip(型番:A304ZT)」も発売したりしており、ZTEとしても日本市場におけるラインナップを拡充していることからLibero 5Gシリーズ以外の製品となることもなくはないと考えられます。



記事執筆:memn0ck


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