パルメイラスのフェレイラ監督の行為が退場処分の対象に【写真:ロイター】

写真拡大

パルメイラスのフェレイラ監督の行為が退場処分の対象に

 ブラジルのサッカー・カップ戦で珍しい退場劇が起きた。

 現地時間8月8日、コパ・ド・ブラジルのベスト16セカンドレグでパルメイラスとフラメンゴが対戦。パルメイラスの指揮官が「卑猥なジェスチャー」で一発退場となる一幕があった。

 コパ・ド・ブラジルは、同国におけるサッカーの国内カップ戦だ。ベスト16まで進んだ同国名門のパルメイラスとフラメンゴは、ファーストレグで後者が2-0の先勝。8日のセカンドレグではパルメイラスが1-0で勝利した。合計スコア2-1でフラメンゴが準々決勝へ進んでいる。

 そんななか、セカンドレグの試合中にはパルメイラスのアベル・フェレイラ監督が退場となる一幕も。英紙「ザ・サン」の報道によると「フェレイラ監督が卑猥なジェスチャーをしたのをVARに発見され、主審から退場を命じられた」という。

 アンダーソン・ダロンコ主審の判定に不満を持ったフェレイラ監督は、ベンチで怒りを爆発。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入によって、股間を掴む仕草が発見され、オンフィールドレビュー(レフェリーが直接映像を確認)を経てダロンコ主審がフェレイラ監督へレッドカードを提示した。

「ザ・サン」紙は「審判の判定に怒って股間を掴んだ。主審は最初、そのジェスチャーを見逃したが、VARモニターで見直すよう指示された。審判はフェレイラ監督にレッドカードを提示し、スタジアムにこう告げた。『両手で卑猥なジェスチャーをしたため、見直した結果、退場処分となった』」と流れをなぞる。

 そのうえで記事では「本当に奇妙だ」「これは本気なのか?」「これがVARの見本だ」といったファンの困惑を伝えた。また英メディア「スポーツ・バイブル」公式X(旧ツイッター)でもこのシーンは取り上げられ「主審に文句を言った後、自分の股間を掴んで退場処分となった」と報じている。

 SNS上でも「何のためにVARを使っているのか」「冗談だろ?」「こんなのブラジルだけだ」と珍事象に対しさまざまな声が上がっていた。(FOOTBALL ZONE編集部)