AppleがiPhoneやiPadなど向けiOS 16.7.10とiPadOS 16.7.10をリリース!

Appleは7日(現地時間)、iPhoneおよびiPod touch向けプラットフォーム「iOS」とiPad向けプラットフォーム「iPadOS」において前バージョン「iOS 16」や「iPadOS 16」の最新版「iOS 16.7.10(20H350)」および「iPadOS 16.7.10(20H350)」を提供開始したとお知らせしています。

対象機種はiOS 16やiPadOS 16の対応機種でiPhone 8以降およびiPhone SE(第2世代)以降、iPad(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Pro(全モデル)のうちの次の最新メジャーバージョン「iOS 17」や「iPadOS 17」に対応していない機種となり、具体的にはiPhone XやiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPad(第5世代)、12.9インチiPad Pro(第1世代)、9.7インチiPad Pro向けとなり、これらの製品にて無料で更新可能となっています。

変更点は重要な不具合が含まれているとしており、高度なデータ保護を有効または無効にできなくなる問題が修正されているとのこと。なお、セキュリティーアップデートについてはCVEに登録されている脆弱性は含まれていないということです。その他、すでに紹介しているように同時にiOSおよびiPadOSは最新バージョン「iOS 17.6」および「iPadOS 17.6」がリリースされているほか、パソコン「Mac」向け「macOS Sonoma 14.6.1」および「macOS Ventura 13.6.9」なども配信開始しています。


Appleでは2021年に提供開始したiOS 15およびiPadOS 15から一定期間は次の最新バージョンに更新せずに既存のバージョンに留まる機能を提供しており、今年も最新のiOS 17やiPadOS 17が配信開始されましたが、引き続いてしばらくiOS 16やiPadOS 16で使う場合を対象に脆弱性や不具合を修正するソフトウェア更新を提供しており、今回、iOS 16・iPadOS 16の最新バージョンとなるiOS 16.7.10およびiPadOS 16.7.10を提供開始しました。

更新は従来通り各製品本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行います。なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone XではiOS 16.7.9からな250.4MBとなっています。その他、更新は従来通りにiTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。Appleが案内しているアップデートの内容は以下の通り。

iOS 16.7.10
このアップデートでは、高度なデータ保護を有効または無効にできなくなることがある問題に対応しています。

iPadOS 16.7.10
このアップデートでは、高度なデータ保護を有効または無効にできなくなることがある問題に対応しています。


記事執筆:memn0ck


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