巨人29歳が“12球団No.1” GG賞は当確か…爆裂送球→併殺美技に衝撃「たまらん」
吉川は守備指標「UZR」で12球団ナンバーワンの9.2をマーク
■巨人 4ー1 ヤクルト(4日・東京ドーム)
開幕から好守が止まらない。巨人・吉川尚輝内野手は4日の試合を終えて、守備指標「UZR」で12球団ナンバーワンの高数値をマークしている。4日のヤクルト戦(東京ドーム)でも守備力と打球判断が伴った美技で併殺を完成させ、「残念そこは吉川尚輝」「ほんまエグい」とファンも絶賛だ。
「2番・二塁」で先発出場。打っても4打数1安打と打撃でも貢献したが、見せ場はやはり守備だった。2-0で迎えた4回、無死一塁で打席には宮本丈内野手。引っかけた打球は、二塁に送ってから併殺を完成させるのは難しそうに思えたが、吉川が見事に機転をきかす。
捕球後に走りながら一塁走者をタッチアウトにすると、すぐさま一塁へ力強い送球で併殺を完成させたのだった。このプレーには東京ドームも騒然。「守備は変わらずずっと神です」「金が取れる守備」「たまらん」「ほんまに上手すぎる」などとSNS上でも称賛の声があがった。
入団8年目の29歳。プロ入り時から守備への評価は高かったが、今季は開幕から好守を連発し、セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、守備全般での貢献を示す指標「UZR」は二塁手断トツの9.2をマークしている。2位は中日・田中幹也内野手で3.3。まだ気は早いものの、ゴールデン・グラブ賞の有力候補と言っても過言ではない活躍を見せている。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。