フィッシングを手軽に楽しむ!海釣り公園での「サビキ釣り」【ソト遊び傑作ギア】
【ソト遊び傑作ギア】
キャンプブームを経て、その先にあるアクティビティにも注目が集まっている。その中でも人気が高いのがフィッシング。そこで今回、初心者向けのおすすめフィッシングとして、海釣り公園での「サビキ釣り」を紹介する。
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これから釣りを始めるビギナーや、家族で釣りを楽しみたい場合は、「海釣り公園」でのフィッシングがおすすめだと釣り研究家の大川さんは話す。
「海釣り公園は安全管理がしっかりしていて、釣り具のレンタルや初心者向けの釣り教室を開いている所もあります。全国にあって首都圏は5カ所あります。場所によって釣れる魚が違います」
現在、海釣り公園は非常に人気が高いスポットで、多くの来場者がいるそう。人が多い場所での投げ釣りは危険なため、海釣り公園でのフィッシングはサビキ仕掛けを垂らして魚を釣る「サビキ釣り」がメインとなる。サビキ釣りは難しいテクニックが要らず、初心者でもそれなりの釣果が見込めるという。
「撒き餌を入れた仕掛けをマメに上下させ、5分に1回は餌を追加して入れて、しっかり魚をおびき寄せることがコツです。また、魚種によって遊泳層が違うので、釣れている人や施設の人に狙い目の深さを聞いてみるのもいいでしょう」
海釣り公園でのサビキ釣りからスタートし、釣りの面白さを知って徐々にステップアップしていくのが理想的。この夏、釣りデビューしてみては?
釣り研究家/大川雅治さん
釣り歴50年のベテラン。釣り具メーカーのグローブライド・DAIWAを退職後、現在は釣りに関するイベントの企画運営や、テレビ番組を始めとするメディアなどの監修を手がける
■サビキ釣りとは?
コマセ(撒き餌・寄せ餌)を撒いたり、コマセを入れたカゴを投入して魚をおびき寄せ、サビキ仕掛けを海に垂らして釣る方法。サビキ仕掛けは複数の釣り針が木の枝のように付いており、その針にコマセに使われるアミエビやオキアミを模したビニールなどを巻き付けてある。魚はこの針をコマセと間違えて食いつく。釣りのテクニックがほとんど必要なく、初心者でも簡単に楽しめることから人気が高い。
<サビキ仕掛け>
■テクニック不要でアジやイワシが釣れる!
ダイワ
「快適職人サビキセット(ソフトアミエビ5本下カゴ式/ケイムラ)」(682円)
完全手作業で細部にまでこだわって作られたサビキ仕掛け。餌を入れる下カゴ付き。オールフロロカーボンのハリスは疑餌が踊るしなやかなさ、糸ぐせがつきにくいコシを備える。針カラーはケイムラのほかピンクを展開。
▲「夏はアジが一番釣れる季節。そしてイワシが一番美味しい季節。小ぶりですが、唐揚げや南蛮漬けにすると最高ですよ」(大川さん)
<用意しておきたい7つ道具>
■思い立った時に釣りができる使い勝手抜群のオールインワン
ダイワ
「DV1」(2万1230円)
オールインワンは安い物もたくさんありますが、これはベテランも納得の高性能です。1本でいろいろ楽しめます(大川さん)
振り出し仕様のロッドにライン付きリールが装着されたオールインワンタックル。サビキ釣りや投げ釣り、ルアーフィッシングまで幅広く対応。専用タックルバッグ付きで持ち運びしやすく、これ一つで手軽に釣りが楽しめる。
■スムーズに移動できる大型静音キャスターを搭載
ダイワ
「クールラインキャリーII S 1500」(2万7720円)
クーラーボックスはキャリー付きが絶対おすすめ。小さくてもいいので保冷力が高いものをぜひ選んでください(大川さん)
大型静音キャスターを搭載したクーラーボックス。背面にキャリーハンドルがすっきりと収まり、500mlペットボトルが入る便利な小物入れも備える。上蓋は丸ごと外して洗える両開きタイプで使い勝手が良い。容量15L
■軽量で動きやすい釣りの必須アイテム
ダイワ
「ライトフローティングベスト DF-6324」(2万1230円)
フローティングベストは必需品。海釣り公園ではレンタルもできますが、持っておけばずっと使えるのでおすすめ(大川さん)
フローティングベストに必要な基本機能を装備した軽量ライフジャケット。日本小型船舶検査機構(JCI)承認のCSマーク取得モデル。胸や腰に大型ファスナーポケットを備え、フィッシングベストとしても便利に使える。
■魚を掴みやすい形状の軽量フィッシュホルダー
ダイワ
「フィッシュホルダー240C」(4994円)
フィッシュホルダーのほか、小道具としてはプライヤー(ラジオペンチ)とハサミも用意しておきたいですね(大川さん)
先端の凹凸とギザ刃体形状で、アジなどの口や胴をしっかり挟むことが可能。トゲや毒のある魚が釣れてしまった時も安全に針外しができる。ズボンのベルト通しに引っかけられるカナビナや尻手ロープ、フックケース付き。
■軽ファッション性が高い注目の偏光サングラス
ダイワ
「TLX 017」(各2万900円)
夏は水面の照り返しがキツイので目が疲れます。顔を保護するためにもサングラス、ツバのある帽子は必須です(大川さん)
TALEX社の全面均整プラスチック雑光カットレンズを使用。プラスチック特有の揺れやひずみがなく、眩しさを抑えながらも透明感溢れるすっきりとした視界を実現。フィッシングだけでなく普段使いできるデザインも魅力。
■バランスオモリを内蔵し水を汲みやすい設計
ダイワ
「水くみバッカン(K)S17 ブラック」(2860円)
ロープ付きの水くみバッカンは欠かせません。手を洗ったり、魚を少し生かしたりでき、全員必ず持っています(大川さん)
擦れや破れに強いボトムカップ構造を採用し、コンパクトに折りたたんで収納できる水くみバッカン。水を汲む際にバケツが水面で倒れやすいバランスオモリを内蔵しているのもポイント。ロープは8mあり、取り外し可能。
■ポールとセットになった4つ折り枠の磯玉網
ダイワ
「ランディングポールII 磯玉網 45-50」(1万5800円前後)
大きな魚が釣れた時はもちろん、海にモノを落としてしまった時にも活躍。4m以上伸びるものを買っておきたい(大川さん)
使い勝手の良い小継ランディングポールと玉網のセット。磯・防波堤のエサ釣りからルアーまで幅広く対応。枠は4つ折り式のため、コンパクトに折りたたんで持ち運べる。全長5.06mで、587gの軽量設計のため使いやすい。
※2024年7月5日発売「GoodsPress」8・9月合併号92-93ページの記事をもとに構成しています>> 特集【ソト遊び傑作ギア】
<取材・文/津田昌宏>
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